■バスケットボール 女子日本代表 国際強化試合 日本 92ー50 ニュージーランド(6日、東京・有明アリーナ)
バスケ女子日本代表(世界ランキング9位)はニュージーランド代表(同26位)に92ー50で快勝、125点を奪った4日の圧勝に続き2連勝で、国内最後の強化試合を締めくくった。
スタメンは宮崎早織(28)、山本麻衣(24)、林咲希(29)、馬瓜ステファニー(25)、髙田真希(34)の5人。1戦目と同じ顔ぶれとなった。
パリ五輪前国内では最後の試合となったニュージーランドとの一戦。日本は第1Q、司令塔の宮崎がスピードに乗ったドリブルから連続得点。さらに中盤から入った宮澤夕貴(31)が初めての3ポイントを決めると、本橋菜子(30)も2本連続で成功させ17-8とリードする。その後も赤穂ひまわり(25)のレイアップや東藤なな子(23)の3ポイントで24-13と大きくリードして第1Qを終える。
第2Qに入ると、平均身長で8cm高いニュージーランドの高さの前に4連続得点を許し、28-23と5点差に詰め寄られる。それでも日本は、ステファニー、髙田の3ポイントなど3連続ポイントで、35-23とリードを広げる。リズムを掴んだ日本は、アグレッシブなディフェンスから攻撃に転じ、髙田が3ポイントを含む連続ゴールを決め、47-29で前半を終えた。
第3Q、この日の日本は3ポイントが外れる場面が目立つが、リバウンドを山本が拾ってシュートを決め、流れを渡さない。林もようやく3ポイントを成功させて、56-36とここまでで最大となる20点差をつける。勢いづく日本はエブリンが相手ボールを奪い、ドリブルシュート。山本も再びリバウンドをゴールにねじ込むなど得点を重ね、70-38と大きくリードして最終第4Qに突入した。
第4Qも髙田の3ポイントで攻撃の口火を切ると、宮崎のフローターシュート、さらにフリースローとバリエーション豊かな攻撃を見せる日本。ディフェンスリバウンドもしっかり取って得点に繋げるなど、ニュージーランドに付け入る隙を与えなかった。最後は宮澤の3ポイントがブザービーターとなり、ニュージーランドに92‐50で快勝した。
チーム最多の23得点をあげた髙田は「最高の雰囲気をありがとうございました」と超満員の観客へ感謝を述べた。2大会連続メダルの期待がかかるパリ五輪に向けては「素晴らしい雰囲気を作って頂き、素晴らしい景色を見せて頂きました。今度は私たちが皆さんに素晴らしい景色を見せたいと思います」と力強く語った。
日本はこの後、欧州で2試合の強化試合を行ってから、30日からのパリ五輪1次リーグ、アメリカ戦に臨む。
【強化試合@欧州遠征】(日本時間)
7月20日 VSフランス(世界ランキング7位)
7月21日 VSベルギー(同6位)
【パリ五輪1次リーグ日程】(日本時間)
7月30日 午前4時 VSアメリカ(同1位)
8月1日 午後6時 VSドイツ(同19位)
8月4日 午後6時 VSベルギー(同6位)
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