■MLB ドジャース 5ー3 ブルワーズ(日本時間7日 カリフォルニア州ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地でのブリュワーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、2打数2安打(1本塁打)1打点3四死球で打率は.316。4試合ぶりの28号、全打席出塁となった。

30歳のバースデーは5月9日マーリンズ戦以来、今季2度目の2試合連続ノーヒットに終わった大谷、直近7試合では29打数6安打、打率は207、2本塁打、打点3。三振は15個と厳しい判定もあるが急激に増えてきた。四球は申告敬遠を除くとわずか2個。

ゾーンの見極めが徐々にズレ始めた大谷、1点を先制された1回の第1打席、初対戦となるブルワーズ先発F.ペラルタ(28)のボールをしっかり見極めていった。外角中心に攻められたが、フルカウントから外角低めに手を出さず、四球で出塁した。すると前日、自身初の1試合3本塁打を放った2番・W.スミス(29)が2試合連続となる逆転2ランを放った。

2回の第2打席、1球目、外角低め際どいコースにチェンジアップを見逃してボール。ゾーンの見極めを行うと、4球目、内角低めのスライダーがワンバウンドして左足に当たりデッドボール。大谷は出塁すると2番・スミスの打席で盗塁。オールスターファン投票でナ・リーグ捕手部門1位のW.コントレラス(26)から今季18個目の盗塁を成功させた。

3対2と1点差に詰め寄られた4回、1死、一、二塁のチャンスで第3打席、1本打ちたい場面だったがスライダーを2球空振りし、フルカウントで迎えた7球目、外角のボールを見送って四球を選び、チャンスを広げた。1塁に歩くと、塁審と笑顔で会話する姿も見られた。しかし、後続が倒れて無得点。

ベンチに戻ると長い時間をかけて今の打席の状態をタブレットで確認していた。

6回の第4打席、ブルワーズ2人目B.ウィルソン(26)と対戦。カウント1-1からカットボール、カーブ、シンカーと3球連続でファール。そして、カウント1-2からの6球目、内角高め90マイル(145キロ)のカットボールを右中間へ。今季3本目のスリーベース、16打席ぶりのヒット、30歳を迎えて初安打をマークした。

4対3と1点リードした8回の第5打席、ブルワーズは3人目、左腕のB.ハドソン(27)。カウント0-1から内角低め86マイル(138キロ)のカットボールをすくい上げると、打球は綺麗な放物線を描き、飛距離131m、打球速度177キロ、角度23度。4試合ぶりの28号ホームランとなった。“30歳、1日遅れのバースデーアーチ”に本拠地のファンは大声援を送った。ホームランキング争い2位タイのブレーブス・オズーナ(33)はフィリーズ戦の1回に23号を放ったが再び5本差とつけた。

大谷は2打数2安打(1本塁打)1打点3四死球で打率は.316。4試合ぶりの28号、全打席出塁となった。

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