（7日、第106回全国高校野球選手権愛知大会2回戦、向陽3―1豊田工科）
意地の一打だった。3点を追う九回1死、豊田工科の竹下航志選手（2年）は、向陽のエース軍司拓海選手（2年）の5球目をたたき、左安打に。後続の連打で自ら生還し、1点を返した。
「意地」を見せたのは、相手が同じ2年生のエース左腕で注目の一人だったこもある。この日、竹下選手は序盤からスライダーを軸に三者凡退に打ち取ったが、3失点で8回途中で降板。相手は1失点の完投だった。「（軍司選手は）間の使い方がうまい」と感じた。
課題も見えた。「自分たちはまず体力をつける。チームとして今日はあと1本が出なかった。打力も磨きたい」と来年を見据えた。（川西めいこ）
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