(11日、第106回全国高校野球選手権神奈川大会2回戦 横須賀工8―1橋本・厚木清南・伊勢原・愛川・中央農)

 土砂降りで中断した試合が再開すると、橋本・厚木清南・伊勢原・愛川・中央農の5校連合チームは気合を入れ直し「おっしゃー」とグラウンドに駆けだした。1―8で敗退したものの、ピンチの時も元気な声が飛び交い続けた。

 エースで橋本の今井淳聖(3年)は167球を投げきった。「まっすぐ押すピッチングはよかった。スライダーが曲がっていなかったのが反省」と振り返った。

 5校がそろって練習できるのは休日だけ。しかし、厚木清南の岡本璃久(3年)と愛川の坪井柊二(3年)は今井にとって、1年生のころからともに戦ってきた特別な存在だという。

 今井は「今日の試合はやりきったし、楽しかった。2人には3年間ありがとうと伝えたい」と笑顔で話した。(稲葉有紗)

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