女子ゴルフの海外メジャー大会、エビアン選手権で日本勢女子史上4人目の優勝を果たした古江彩佳(24)が16日に帰国した。優勝後には200件を超える祝福メッセージが届いたと言い、「返し切れていないので焦っている。たくさんのプロからもメッセージをいただいて、皆さんに観ていただいているのを実感して嬉しい。メジャー大会で自分が優勝できて信じられない」と喜びを語った。
劇的な逆転優勝での幕締めとなった今大会だが、最終日は中盤まで我慢のゴルフが続いた。諦めそうになった古江を支えたのはある意外な言葉だった。
「ちょっと前に観ていたスター・ウォーズの名言、『May the Force be with you(フォースとと共にあらんことを)』を唱え始めて・・・」と、映画“スター・ウォーズ”の名ゼリフを唱えることによって気持ちを落ち着かせたと言う。
具体的にフォースを感じた場面を問われると14番、15番の長い距離のバーディーパットを引き合いに出し、「強かったけど入ってくれたのはフォースのおかげかもしれないです」と笑ってみせた。
今後は日本で3週間ほどの休養を挟みパリ五輪後に開催される「スコットランド女子オープン」そして今シーズン最後のメジャー大会「AIG全英女子オープン」に出場予定の古江。「しっかり切り替えて、また次の優勝を狙っていくだけ」と、喜びもつかの間、すでに次の戦いを見据えていた。
同日には、パリオリンピック™女子ゴルフ日本代表の笹生優花(23)がアース製薬と所属契約を締結し、「これから自分もプロゴルファーとして世界一を目指して一緒に成長していけたらと思っている」と抱負を語った。
年6月に行われた海外メジャー全米女子オープンで、男女通じて日本人初となるメジャー2度目の優勝を果たしパリへの切符を掴み取った笹生。パリオリンピックに向けての質問が飛ぶと「すごく楽しみにしている。しっかり休んで体調を崩さないようにパリに出場したい。もちろんメダルは獲りたい。準備が一番大事だと思っているので準備をしっかりとして、できるだけ100%で出場できるように、自分にチャンスをあげられるように頑張りたい」と意気込み、表彰台に届かなかった東京五輪(9位)の雪辱を誓った。
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