(18日、第106回全国高校野球選手権鹿児島大会3回戦、鹿屋工0―8神村学園)

 「よし」。鹿屋工の福原煌大(こうた)主将は五回、代打で登場するとフルカウントから四球を選んでチャンスを広げた。外野の守備にもつき、七回の打席も四球で出塁した。

 春に腰を骨折し、今大会までに完治しなかった。伊地知健一監督からは「スタメンで使うつもりはない」と告げられ、背番号は10。この夏は主にベンチから仲間を励まし続けた。

 第1シードの神村学園には七回コールドで敗れたが、1、2回戦ともコールドで勝ち進んできた。「やれることはやった。3年生4人と1、2年生で成長した姿を見せられた」(仙崎信一)

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