パリパラリンピックの柔道では男子73キロ級、障害の軽いクラスで金メダル獲得が期待される瀬戸勇次郎選手など4人の選手が、国際大会で得たポイントによるランキングで出場権を得て代表に決定していました。

そして、日本視覚障害者柔道連盟によりますと、男子73キロ級、障害の重いクラスの加藤選手と女子70キロ級の障害の重いクラスの土屋選手が追加の推薦枠を得たということで新たに代表に選ばれました。

45歳の加藤選手は2004年のアテネ大会では男子81キロ級で銀メダルを獲得していて、今回が3大会ぶりの出場になります。

34歳の土屋選手は2008年の北京大会、前回の東京大会に続いて3回目の出場です。

パリパラリンピックの柔道は、9月5日から3日間の日程で行われます。

加藤裕司選手とは

男子73キロ級、障害の重いクラスの加藤裕司選手は埼玉県川口市出身の45歳。

パラリンピックでは2004年に行われたアテネ大会の81キロ級で銀メダルを獲得していて、出場は2012年のロンドン大会以来、3回目となります。

中学生の時に緑内障で視力が悪化し、得意だった陸上を諦め、柔道の練習を始めました。

長い手足を生かした内股などを得意技とし、去年12月に東京で行われた国際大会では3位に入っていました。

土屋美奈子選手とは

女子70キロ、障害の重いクラスの土屋美奈子選手は静岡県伊豆市出身の34歳。

パラリンピックは、2008年の北京大会、前回の東京大会に続いて3回目の出場です。

生まれたときから視覚障害があり、高校1年生の授業で視覚障害者柔道を始め、内股や払い腰を得意としています。

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