(19日、第106回全国高校野球選手権長崎大会2回戦 西陵5―0長崎北陽台)

 九回裏2死、長崎北陽台の打者をライトライナーで打ち取ると、西陵の植木駿介投手(3年)はマウンドを降りながら小さくガッツポーズをした。

 この日は被安打5で完封。試合後、自身の投球を「ストレートが走っていた」と振り返った。最近の大会では終盤に得点を許すケースが多かったが、「課題克服に手応えを感じた」という。

 打撃でも貢献し、五回表、二塁の走者を犠打で三塁に進めた。後続打者が連打で2点を追加し、リードを広げた。

 3回戦はシード校の長崎日大と対戦する。「今日のような投球をすれば通用すると思うので、がんばりたい」と意気込む。(天野光一)

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