7月26日にいよいよ開幕するパリ五輪。史上初の水上開幕式とは?エッフェル塔のふもとが競技会場?”花の都”パリが丸ごと競技会場に⁉肝心な日本選手団の金メダル有力候補とは?気になる見どころを手作り解説でお伝えします。
■パリ五輪”史上初”の水上開会式
いよいよ開幕まで5日となったパリオリンピック。気になる見どころを整理していきます。まずは、史上初めてとなる水上開会式です。これまではスタジアムで行われてきた開会式ですが、今回の舞台はパリの中心を流れるセーヌ川です。
94隻のボートに、選手、1万500人を乗せ、パリ植物園そばの橋を出発。ノートルダム大聖堂や、ルーブル美術館を通過し、エッフェル塔の対岸の広場を目指し、この広場で、開会式のフィナーレを迎えます。およそ30万人の観客がつめかけるそうです。
■”花の都”が丸ごと競技会場に
さらに競技会場ですが、エッフェル塔のふもとで行われるのはビーチバレーボール。ナポレオンが眠るアンヴァリッドでは、アーチェリーの競技会場に。そして、少し離れたヴェルサイユ宮殿では近代五種と馬術が行われるなど、“花の都”パリが丸ごと会場になるんです。
■新競技“ブレイキン”とアーバンスポーツ
そして、フランス革命で有名なコンコルド広場で行われるのは、今大会から新競技に追加された”ブレイキン”です。
音楽に合わせてアクロバティックに動き、難しい姿勢で動きを止める「フリーズ」や「高速スピン」などで点数を競います。ちなみにこの“ブレイキン”は“アーバンスポーツ”という「都市」を舞台に繰り広げられるスポーツの一つです。
そもそも"アーバンスポーツ"はオリンピックの正式競技ではなかったんですが、近年の若者離れに歯止めを掛けるため、前回の東京オリンピックから採用されました。今大会では、ブレイキンに加え、BMXフリースタイル、スケートボード、そしてスポーツクライミングを含む4つの競技が行われます。
■日本選手の金メダルの有力候補は?
さて、肝心な日本選手団の活躍についてですが、スポーツデータを分析する専門会社の情報をもとに、金メダルの有力候補をまとめてみました。
まずは、前回・東京オリンピックで、史上初の兄妹同日金メダルという快挙を成し遂げた、柔道、阿部一二三、阿部詩兄妹。そして、柔道世界選手権3連覇中で初出場の角田夏実選手。昨年の世界陸上で日本人初の金メダルを獲得したやり投げの北口榛花選手や、中学生の頃から続くレスリング公式戦、133連勝中の、初出場・藤波朱理選手。また、東京オリンピック金メダル。世界体操選手権大会で2連覇を達成した橋本大輝選手。そして、日本フェンシング界、史上初となる世界選手権連覇を達成した江村美咲選手です。
合わせて32競技329種目で争われるパリオリンピック。2週間あまりにわたる熱い戦いがいよいよ始まります。日本選手は、花の都パリで、どれだけの大輪の花を咲かせることができるのでしょうか。
(「サンデーモーニング」2024年7月21日放送より)
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