(21日、第106回全国高校野球選手権岡山大会3回戦 西大寺5-8岡山東商)

 2点取らなければコールド負けの七回表。西大寺が打者10人で一挙5点の猛追を見せた。2四球と敵失で無死満塁とし、暴投でまず1点。さらに1死満塁から山上瑛生(3年)が敵失を誘い、走者2人が生還。コールドを回避した。2死後また満塁として小椋聖士(2年)が2点適時打を放ち、3点差まで詰め寄った。「ザ・高校野球という感じ」と萱勝監督。九回にも2死からの連打で一、三塁とし、一発同点機をつくった。

 ベンチ入り20人中19人が出場。五回途中からベンチに下がっていた主将の岩野耕大(3年)は「後半から出たメンバーの頑張りで、コールド寸前から逆転できそうなところまでいった。感謝してもしきれない」と涙を流した。(大野宏)

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