5大会連続の五輪出場となるテニスの錦織圭(34)がパリオリンピック™に向け、練習を公開。地元フランスの世界ランク15位、ウゴ・アンベール(26)と実戦さながらの激しい打ち合いも、時折笑顔でリラックスした様子を見せた。練習後には取材に応じ「感慨深いところもありますし、自分に何か違った経験値を与えてくれるのはこのオリンピック」と改めて5回目の出場となるオリンピックへの思いを語った。

2008年の北京五輪から5大会連続の出場となる錦織、杉山愛さんを抜いて日本勢単独最多出場となった。16年のリオ五輪では男子シングルスで日本勢96年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得。近年は度重なる怪我の影響で世界ランキングも下げたが、5月には全仏オープンに参戦し、3年ぶりに4大大会に復帰した。

練習後にインタビューに応じた錦織は「感慨深いところもありますし、これだけオリンピックに出られて他の大会と違うところがある」とオリンピックへの思いを語り、「その中でも自分に何か違った経験値を与えてくれるのはこのオリンピックだし、今の自分にはこういう大会が必要なんじゃないかなと。試合に勝つことができれば、かなり大きな自信になると思うので、一つでも多くの勝利を目指して終わりたいです」と話した。

また「やめたいって思ったとこからここまで、帰ってきたが」と問われると「そうですね、この場にいられなかった可能性も多くあるので、出られない選手もいますし、そういう選手たちの分も背負ってやれたらいいと思います」と決意を語った。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。