第106回全国高校野球選手権長野大会は24日、準決勝2試合があり、初の甲子園出場を狙う長野俊英と、15年ぶりの出場を目指す長野日大が、それぞれ決勝に駒を進めた。長野俊英は赤穂にサヨナラ勝ちし、長野日大は小諸商を六回コールドで下した。長野大会の決勝が、長野市に所在する高校同士の組み合わせになるのは初めて。決勝は27日に、セキスイハイム松本スタジアムで予定されている。

(24日、全国高校野球選手権長野大会準決勝、長野日大10―0小諸商)

 強打の小諸商を相手に、長野日大のエース山田羽琉(3年)は、投げては零封、打っては3安打5打点と大車輪の活躍を見せた。準々決勝では腰を痛めるアクシデントがあり、緊急降板。この日までに回復してマウンドに登った。

 初回の攻撃は理想的だった。自らのバットで適時打を放ち、2人の走者をかえした。その後、三塁に進むと、味方走者が挟まれる間に本盗を仕掛けて生還。三回には本塁打をたたき込み、チームの強みの長打力を見せつけた。投球面では「変化球で打たせて取る投球ができた」と説明。「自分がチームを引っ張りたいと思っていた」と笑顔を浮かべた。(高億翔)

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