日本オリンピック委員会(JOC)の会長代行を務める三屋裕子副会長は25日、飲酒、喫煙を認めて五輪代表を辞退した体操女子主将の宮田笙子選手(19)について「まだ若い。私は再チャレンジできると思う。もう一回体操に向き合って、ロス五輪をめざすというような発信があれば、我々の方でもサポートしたい」と述べた。

 パリ市内に開設した関係者の交流拠点「ジャパンハウス」の開設セレモニーで報道陣の取材に応じた。

 代表辞退の判断を巡っては様々な意見が出ている。三屋副会長は「日本体操協会、順天堂大、ご本人の話し合いをかなりしっかりした中での決断だった(と聞いている)ので、我々としては受け入れるしかない」とした。宮田選手の欠員補充ができず、残りの4人でパリ五輪に臨むことについても「勝ち負けより、選手が伸び伸びとやってきたことを発揮できるよう私たちもサポートしたい」と語った。(パリ=野村周平)

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