【パリ共同】パリ五輪に参加するウクライナ選手団が26日、パリのメインプレスセンターで記者会見した。同国オリンピック委員会のフトツァイト会長は「ウクライナの存在と勝利の意志を世界に示す」とし、ロシアによる侵攻が続く中で五輪に参加する意義を訴えた。
会見で男子高飛び込みのオレクシー・セレダは、空襲警報のたびに練習を中断し地下シェルターに避難しなければならなかったと強調。家族が住む南部ミコライウには攻撃が続いており、常に身を案じているという。
フェンシング女子のオリガ・ハルランは侵攻後、イタリアに拠点を移した。「家族に会えないのはつらいが、五輪出場のために、これまで努力してきた」と述べた。(共同)
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