“熱い指導” でおなじみの広島カープ・新井良太 2軍打撃コーチに、RCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんが、話を聞きました。

広島カープ 新井良太 2軍打撃コーチ
― では、よろしくお願いします。
「お願いします」

― まずはですね、ご結婚おめでとうございます。
「(笑)そこから? ありがとうございます。これでいいのかな。晴れて、わたしも『イマナマ!』ファミリーということでよろしいですか」

― ぜひ、ぜひもう。
「青山さん(青山高治キャスター)、よろしくお願いします」

― 1軍のシーズンを半分消化して、前半戦の若い選手の働きぶり・活躍はどういうふうに映っていますか?
「もううれしいし、すごいね。躍動しているなっていうのをずっといつも夜、テレビで見させてもらって、すごく楽しいし、うれしいし、そういう気持ちかな」

― 佐藤啓介 選手が、育成入団ながら早々に支配下登録されて、早い段階で初ヒットを打つ。新井コーチは春のキャンプを見ていて、こういったビジョンを描いていましたか?
「ここまでは正直、描いていなかったですね。ただ、持っているものはすごくよかったので」

「あと、取り組む姿勢もよかったから、あれだけ打ちまくりましたから(支配下登録まで47試合 打率.357 3HR)自分で勝ち取って、またちょっと “1軍の壁” を感じて今、また2軍に来たんですけど、非常にステップアップしているなというのを感じます」

― もう1人、二俣翔一 選手も初ヒットを打っている。上がったときの置かれている立場と今現在、置かれている立場と大きく変わっていると思うんですけど?
「そうですね。もう戦力として見られていますよね、二俣は。でも、それはやっぱり自分が勝ち取った。あのホームランだってすばらしかったし、そして内野も外野も守れるじゃないですか。なので非常に今はユーティリティプレーヤーとしての確固たる立場を自分でつかみ取ったなっていうのは思います」

― 石原貴規 選手と 宇草孔基 選手が去年、1軍出場がない中でああいった活躍を見ると気持ち的にもうれしいものがあるんじゃないかなと思うんですけども?
「最高ですね。本当、最高。なんかもう勝手に自己満足であるけど、すごく充実しているし、また結果も出しているんでね。それはやっぱり彼らの力だし、彼らでつかみ取ったチャンスなので、いいなと思って見ていますけど」

― 宇草選手をはじめ 末包昇大 選手ら若い選手ががんばっている中で口をそろえて「新井コーチからのアドバイスが大きかったです」と言うんですけれども…
「なかなか、できてきたね。俺の使い方とか…、取り扱い説明書、わかってきた?」

「もちろんです。みんな、利き目・利き足・利き手があるように、一つのことを全部、みんなに言うっていうことはやっていないですね。あとは、言う側の自分がどうあるべきかっていうのを大事にして、すきを見せないようにして、いつも見てあげているんだよっていう自分を見せる。そしたら、たぶんアドバイスとかもすっと入りやすくなると思うので、そこはすごく心がけていますかね」

― きょう(7月11日)、バッティングを見させてもらって、個人的に 林晃汰 選手と 中村貴浩 選手が非常に状態がいいんじゃないかなと思って…
「さすがですね。すばらしい」

― (笑)
「わたしが言おうとしたことを先に。もう質、上がっているね」

― なんか気づいたら “新井良太ワールド” に引きずり込まれている…(苦笑) どうですか、2人?
「本当に今すぐに推薦できるのは、わたしが思うには林と(中村)貴浩です」

― 後半戦からチームの起爆剤になってほしい2人であるっていう…?
「1軍も経験している子たちなので、2人は。『次はよし、俺らがやってやるぞ』『プロ野球選手は(1軍に)上がってナンボだから、後半が大事だから』ってぼくはずっと言っているので。選手をやる気に、そして、その気にさせるのもぼくの仕事だから。その中ではその2人かな」

― 今後、若い選手にどういうふうに活躍、そして育っていってほしいっていう思いがありますか?
「やっぱり縁があってカープに入ってきたわけですから、大きく育ってほしいし、広島のカープファン、全国のカープファンの人に、その子の選手のユニフォームを着て応援して球場に来てもらえるような、そういうスケールでかく、いろんな周りからみんなから愛される選手を育ててサポートしていきたいと思います」

  ◇  ◇  ◇

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
本当に熱いコーチだなって話を聞いていただいてもわかると思うんですけども、それと同時に選手に対してしっかりと寄り添っているのが伝わってくるんです。

田村友里 キャスター
トーク力とか、本当にそっくりだなって思いました。おもしろいですね、聞いていて…

天谷宗一郎 さん
新井貴浩 監督にいじられているんじゃないかなと思ってしまうときもあったんですけれども…。そこも踏まえて、なんて言うのかな、すばらしい魅力を持ったコーチだなと思います。

青山高治 キャスター
あの短いセンテンスでちゃんと笑いを取るっていう、非常にテレビ向き。「イマナマ!ファミリー」です。

石田充 アナウンサー
愛されるコーチとして、ますます若鯉を育てていってほしいと思います。ぜひ、残りのシーズン、すばらしい後半戦にしてもらいたいと思います。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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