永山選手は開始2分過ぎからガルリゴス選手に長く寝技をかけられましたが、足をからめて必死に耐え、審判が「待て」をかけました。
しかし、ガルリゴス選手はすぐには寝技の体勢を解かず、審判は2人が離れた後、永山選手の様子を見て絞め技によるガルリゴス選手の一本勝ちを宣告しました。
永山選手は一本負けの判定を宣告されたあとも納得がいかない表情で、しばらく畳を降りませんでした。
“スペインの選手「待て」のあとも絞め技“ 判定に抗議へ 全柔連
準々決勝でスペインの選手に絞め技で一本負けを喫した男子60キロ級の永山竜樹選手について、全日本柔道連盟の金野潤強化委員長は「待て」がかかったあとにもスペインの選手が絞め技を続けたとして判定に抗議するための申し込みをしたことを明らかにしました。
金野強化委員長は「すでに抗議の申し込みは行った。『待て』がかかったあとにも長く締めていて、あれを許していいのかと感じている。判定が覆るかはわからないが、われわれとしてやれることをやりたい」と話しました。
【初戦の2回戦】相手の反則負けで準々決勝へ
パリオリンピック柔道男子60キロ級で、オリンピック初出場の永山竜樹選手は、初戦の2回戦で世界ランキング25位のブラジルの選手に延長戦の末、相手の反則負けで勝ち、準々決勝に進みました。
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