■MLB アストロズ 7×ー6 ドジャース(日本時間28日、テキサス州ヒューストン、ミニッツメイド・パーク)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのアストロズ戦で「1番・DH」で出場し、3打数2安打(1本塁打)2打点1盗塁2四球で打率は.318。2試合ぶりの32号、3試合連続40度目のマルチヒット、自己最多タイの26個目の盗塁をマークした。
アストロズの先発は今季4月にノーヒットノーランを達成したR.ブランコ(30)、過去の対戦成績は4打数1安打1三振。1回の第1打席、しっかりとボールを見極めていき、カウント3-2から外角低めのスライダーを逆らわずに逆方向へ。あとひと伸び足りずにレフトフライに倒れた。
1対0と先制したドジャースは3回、先頭打者で迎えた大谷の第2打席、カウント2-1から甘く入ってきた92マイル(148キロ)のストレートを完璧に捉え、打った瞬間、大谷は一歩も動かず打球の行方を見送った。飛距離135m、打球速度191キロ、角度29度、衝撃の一撃で2試合ぶりの32号ホームランを放った。
2対0とリードした5回、無死一塁で第3打席、前の打席ホームランを打たれたブランコは低めのチェンジアップで攻めるが、大谷は微動だにせず見逃した。ブランコは攻め手がなくカウント3-1から四球。大谷はチャンスを広げると、3番に入ったG.ラックス(26)がアストロズ2人目B.キング(27)からライト前へタイムリー、さらに4番・T.ヘルナンデス(31)にもタイムリーが生まれて貴重な追加点を挙げた。
さらに6回、1死一、二塁で第4打席、アストロズ3人目S.デュビン(28)の1球目、内角に入ってくるカーブをコンパクトに逆方向へ弾き返し、レフト前へタイムリーヒット。3試合連続今季40度目のマルチヒットをマークした。
5対0とリードしたドジャースだが、6回、2死一、三塁から登板した2人目E.フィリップス(29)が4連続タイムリーで4失点、5対4と1点差に詰め寄られた。
8回、2死走者なしからアストロズ5人目、かつて広島にも所属していたT.スコット(32)と対戦、しっかりボールを見極め、四球で出塁。すると今季26個目の盗塁を成功、2021年にマークした自己最多タイに並んだ。
6対4とリードしたドジャースだが8回、4人目D.ハドソン(37)が2点を失い、6対6、最大5点差あったリードを守れず同点に追いつかれた。すると9回、5人目B.トライネン(36)がA.ブレイグマン(30)にレフトスタンドへサヨナラホームラン。ドジャースは連敗となった。
大谷は3打数2安打(1本塁打)2打点1盗塁2四球で打率は.318。2試合ぶりの32号、3試合連続40度目のマルチヒットと骨折で離脱中のM.ベッツ(31)、息子が感染症で入院し、“家族緊急リスト”でチームを離れているF.フリーマン(34)の穴を埋める活躍を見せた。
この日、打率2位のパドレス・L.アラエズ(27)は5打数1安打で打率は.308と大谷は1分差をつけた。本塁打ではブレーブス・オズーナ(33)が30号を放ったが、すぐに打ち返して2本差、打点では1位のオズーナに6打点差に詰め寄った。
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