7月26日に開幕したパリオリンピック、日本人選手に“エールを送って盛り上げ”ていこうという「サンデーLIVE!!」スポーツの新コーナー題して「パリエエ〜ルモリアゲ〜ル」。選手たちにはパリオリンピックを盛り上げる「モリアゲ〜ルポイント」を教えてもらいます。第27回は7人制ラグビー女子の桑井亜乃さん(34)です。古田敦也さんが話を聞きました。
■ラグビー界初!選手・レフリーで五輪出場
桑井亜乃さんも参加した7人制ラグビー女子日本代表の合宿。
練習でボールを追いかける桑井さん。しかし、決してそのボールには触れません。それには理由があるんです。
古田さん「今回パリ五輪ということなんですけど、選手じゃないんですよね?」 桑井さん
「選手じゃない」 古田さん
「何でパリ五輪に行かれるんですか?」 桑井さん
「レフリーです」 古田さん
「レフリーなんですよね。ちょっとそれを聞いて僕も驚いたんですけども」 桑井さん
「2016年にリオ五輪で選手として出場、今回レフリーとしてパリ五輪に出場。選手・レフリーで五輪出場は、ラグビー界で世界初のことなんですよ」
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■なぜレフリーに挑戦?「可能性が1%でもあるなら…」■なぜレフリーに挑戦?「可能性が1%でもあるなら…」
さぁ、そんな桑井さんのモリアゲ〜ルポイントは?
桑井さん「挑戦。新たな気持ちで違う高みに挑戦する」 桑井さんの最初の挑戦は円盤投げからラグビーへの転向。そこからわずか4年。7人制ラグビーが初めて正式種目となったリオ五輪に出場すると、オリンピックの舞台で日本女子初めてのトライ!ラグビー界の歴史に名を刻みました。
しかし、東京五輪への出場はかなわず。2021年に現役を引退。それでも桑井さんの挑戦は続きました。
桑井さん「お声をかけていただいたレフリーコーチに『3年で五輪に行けますか?』と質問したんです。そうしたら『不可能ではない』という返答いただいたので。可能性が1%でもあるなら、今後の人生にプラスになると思っているので、そこからレフリーをスタートしました」
■わずか3年で…世界で11人しかいないパリ五輪レフリーに
2度目のオリンピックを目指し、レフリーに挑戦した桑井さん。大きな強みとなったのは選手経験です。
試合では選手と一緒にグラウンドを走り続けます。なんとレフリーが1試合で走る量は選手よりも多いんです。
そして、たくさん走るために強靭な体も作ってきました。 国際大会でレフリー実績を積み、厳しい審査をクリアした者だけがたどり着けるオリンピック。桑井さんはわずか3年で世界で11人しかいないオリンピックレフリーの座を勝ち取りました。 桑井さん「挑戦が好きで、難しいと言われれば言われるほど挑戦したことを達成した時に、皆さんが喜んでくれるのがうれしい。挑戦に向かっている充実感も好き、本当に好きです」
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■桑井さんに聞く「レフリーの世界」■桑井さんに聞く「レフリーの世界」
オリンピックで7人制ラグビーのレフリーを務める桑井さんに知られざるレフリーの世界を教えてもらいました。
まずは反則が出た時のジェスチャー。 古田さん「ジェスチャーは練習するものなんですか?」 桑井さん
「練習しますね。最初『下手くそ』って言われた。『ノックオン(ボールを前方に落とす反則)とか素人感すごいから』って。最初ピュンピューンってやっていたら『速くやるとダサい』『ゆっくりがいい』って言われて。昔、日本舞踊をやっていた。動作をダサいと言われると…悔しい!ってなって。そういう時は鏡を見ながら手のひらを見せて練習した」 さらにレフリーならではのクレーム。 古田さん
「選手からクレームつけられたりしないんですか?」 桑井さん
「もう無視です、無視」 古田さん
「あまり曖昧なのはいけないですからね」 桑井さん
「笛を吹いたからには堂々としていないといけない。私自身は、そこを強く持っています」 古田さん
「選手時代のレフリーのイメージは?」 桑井さん
「今は申し訳ないというか本当にごめんなさいの気持ちなんですけど、言っちゃってたんですよ。『え゛!?』みたいな結構激しめに言ってた」 古田さん
「顔にも出てた?」 桑井さん
「プイプイしてた。なので、ごめんなさい…」 古田さん
「今から思えばね」 桑井さんは日本時間きょう深夜1時からのラグビー女子、ニュージーランド対中国の試合でレフリーを務める予定です。
(7月28日放送「サンデーLIVE!!」より)
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【Web限定】桑井×古田対談フルVer.動画鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。