ナショナルリーグ西部地区で首位のドジャースはアメリカンリーグ西部地区、首位のアストロズに2連敗し28日、相手の本拠地ヒューストンで3連戦の最終戦に臨みました。

前の試合で特大の32号ホームランを打つなどここまで3試合連続で複数安打をマークしている大谷選手は1番・指名打者で先発出場し、1回の第1打席はセンターフライに倒れました。

3回の第2打席は1アウトランナーなしの場面で追い込まれたあとアウトコースのボール球にバットが出てしまい空振り三振でした。

5回は2アウト一塁の場面で大谷選手に第3打席がまわり、大谷選手は初球のカーブを引っ張って大きな当たりを見せましたがライトフライに倒れました。

3対2と1点リードの7回は2アウト一塁で第4打席に立ち、追い込まれたあとの3球目、アウトコースのきわどい速球がストライクと判定され、見逃し三振でした。

5対2で迎えた9回は先頭バッターで第5打席に入りここはフォアボールを選んでこの試合初めて塁に出ました。

そして、次のバッターの初球で二塁へ3試合連続の盗塁を成功させ、今シーズンの盗塁の数は「27」となって、2021年にマークした自己最多の盗塁数をシーズン途中の107試合目で更新しました。

試合はドジャースが6対2で勝って連敗を「2」で止めました。

大谷選手はこの試合4打数ノーヒット、フォアボールと盗塁が1つずつで連続試合ヒットは「3」で止まり打率は3割1分4厘に下がりましたが、ナショナルリーグのトップは維持しています。

山本由伸 8月2日にブルペンで投球練習

右肩の炎症からの復帰を目指す山本由伸投手について、ドジャースのロバーツ監督は8月2日に離脱後初めてブルペンで投球練習を行う予定だと明かしました。

大リーグ1年目の山本投手は今シーズンここまで6勝2敗、防御率2.92の成績をマークしていましたが、6月16日に右肩の「腱板」という肩の筋肉と上腕をつなぐ部分に炎症が見つかり、現在は60日間のけが人リストに入っています。

7月に入ってからキャッチボールを再開し、100メートルを超える遠投を行うなど順調な回復ぶりを見せていて、今後はブルペンでの投球練習を経てマイナーリーグでの調整登板などを行い、シーズン中の復帰を目指す見通しです。

ロバーツ監督は復帰の具体的な時期は示していませんが、ドジャースはこのところ今シーズン8勝をあげているグラスナウ投手や通算210勝のカーショー投手などけが人リストに入っていた先発投手が続々と復帰を果たしていて、山本投手のリハビリについては急がせず、慎重に進める方針です。

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