2020年までプロ野球・DeNAで監督を務めたアレックス・ラミレス氏(49)が、5年ぶりの“監督復帰”のため29日、横浜市内で会見を行った。

今回監督を務めるのは中南米の国際大会・カリビアンシリーズ参加のために結成される新チーム「ジャパンブリーズ」。現役時代に見せた明るいパフォーマンなどは一切なく「ファンに恩返しをしたい」と熱く意気込みを語った。

カリビアンシリーズは毎年2月に開催され、ドミニカ共和国・ベネズエラなど4か国それぞれのウインターリーグ優勝チームと、招待国で優勝を争う大会で、来年の大会にアジアで初めて日本が招聘された。

今年はメジャー通算335本塁打のロビンソン・カノ(元ヤンキース他)もプレー。他にも毎年、現役メジャーリーガーや、MLB復帰や昇格を目指すマイナーリーガーが参加するハイレベルな舞台だ。

来年のこの大会に挑む日本のメンバーは現在選考を進めていて、独立リーグや社会人野球の選手、元NPB選手などを中心に交渉を進めている。

苦戦が予想されるがラミレス監督は「他のチームが強力なのはもちろん分かっている。だが我々もいいチームを作れると思っているし、私自身が非常に負けず嫌い。何とかベストを尽くしていい戦いをしたい」と闘志を見せた。

さらに「日本の選手を世界各国のスカウトに見てもらえる、若い選手が世界で活躍するチャンス。それが日本野球の発展にも繋がる。何とか成功させ、今まで私を支えてくれたファンの方々に恩返しをしたい」と決意を語った。

チーム名にもなっている「ブリーズ(Breeze)」とは「風」の意味。ラミレス監督が野球界に新風を吹かせるべく、世界との戦いに挑む。

【カリビアンシリーズ2025大会スケジュール】
2月1日 対ドミニカ共和国
2月2日 対プエルトリコ
2月3日 対メキシコ
2月4日 対ベネズエラ
2月5日・6日 準決勝
2月7日 決勝

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