■プロ野球 DeNA 10-4 阪神(3日・横浜スタジアム)
DeNAは阪神に逆転勝利し連敗を9でストップさせた。試合は4-4の同点で迎えた7回裏、2死一、二塁から3番・佐野恵太(29)に適時打が飛び出し勝ち越しに成功。その後、8番・林琢真(23)のセーフティスクイズなどで6点のリードを奪うと、中盤以降を救援陣が守り切った。
前日の試合では林の犠飛で先制するも中盤6回に勝ち越しを許しリードを広げられた。打線は終盤8回に宮﨑敏郎(35)の適時打で2点差とするも阪神の投手陣を打ち崩すことができず、9連敗を喫した。この試合の先発・吉野光樹(26)は今季2度目の登板。前回登板となった7月13日の巨人戦(東京ドーム)では5回2失点を喫し敗戦投手となった。
吉野の立ち上がりは先頭の近本光司(29)に右安打を放たれ出塁を許すと2番・中野拓夢(28)に送りバントを決められ得点圏に走者を背負った。続く3番・森下翔太(23)にレフトスタンドへの2ラン本塁打を浴び先制を許した。さらに4番・佐藤輝明(25)にはライトスタンドに飛び込むソロ本塁打を放たれ3点目を失った。
3点を追う展開となった打線はその裏、阪神の先発・大竹耕太郎(29)に対し先頭の梶原昂希(24)が左安打で出塁。2番・牧秀悟(26)の打席で盗塁を決めると無死二塁、牧は四球を選びチャンスを広げた。3番・佐野は二飛も4番・オースティン(32)が大竹の投じた初球、カーブを捉え左中間スタンドへ。すぐさま同点に追いついた。
吉野は得点圏に走者を背負いながらも2回以降を無失点に抑えた。4回裏、この回先頭の5番・宮﨑が死球を受け出塁。2死を奪われるも8番・林が左安打を放ち繋いだ。しかし続く代打・大和(36)は一飛に倒れ得点を奪うことができず。
5回表から2番手・ウィック(31)がマウンドに上がるも2番・中野に左二塁打を放たれ走者を背負うと3番・森下の右飛の間に走者は進み1死三塁に。続く4番・佐藤の打球はセンターへの適時打となり、勝ち越しを許した。
1点ビハインドで6回裏、先頭のオースティンにレフトスタンド上段に飛び込むソロ本塁打が飛び出し再び同点に追いついた。
終盤に入り7回表は3番手・山﨑康晃(31)がマウンドに上がり三者凡退に抑えるとその裏、阪神の2番手・岩貞祐太(32)に対し先頭8番・林が四球で出塁。続く代打・柴田竜拓(30)が送りバントを決め1死二塁とチャンスを作った。しかし1番・梶原は空振り三振に倒れ2死に。2番・牧は申告敬遠で走者一、二塁となり迎えた3番・佐野の打球はセンターへ抜ける適時打となり勝ち越しに成功。さらに送球が乱れている間に牧も本塁へ滑り込み6ー4とリードを奪った。
8回裏には阪神の3番手・岡留英貴(24)に対し5番・宮﨑が中安打で出塁すると代走に京田陽太(30)が送られた。6番・蝦名達夫(26)は送りバントを成功させ1死二塁に。7番・山本祐大(25)は中安打で繋ぎ1死一、三塁から8番・林がセーフティスクイズを成功させ7ー4と差を広げた。さらに代打・度会隆輝(21)がショートへの内野安打で出塁し満塁のチャンスを作ると1番・梶原の二ゴロの間にもう1点を追加した。その後も岡留のけん制悪送球、2番・牧のレフトへの適時打で10ー4と得点を重ねた。
6点のリードに代わった9回表は5番手・森原康平(32)がマウンドに上がると阪神打線に反撃を許さず、無失点に抑え試合終了。DeNAは連敗ストップ、阪神とのカードを1勝1敗とし明日の3戦目を迎える。
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