■パリオリンピック™ バドミントン女子ダブルス3位決定戦準決勝(3日、ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ)

世界ランク4位の志田千陽(27、再春館製薬所)・松山奈未(26、再春館製薬所)ペアはマレーシアの同12位のタン・パーリー(24)、ティナ・ムラリタラン(26)にゲームカウント2-0(21-11、21-11)で勝利。女子ダブルスでは2016年のリオ五輪で金メダルを獲得した髙橋礼華・松友美佐紀ペア以来の表彰台となった。

開始前、いつもと変わらず四方に挨拶して試合に入ったシダマツペア。対戦成績9勝1敗と有利な相手に出だしから松山がサーブで崩し、志田が好レシーブで得点を重ねた。さらに持ち味の速いローテーションで攻撃の手を緩めず11‐4と7点リードで折り返した。インターバル明けに3連続で得点されたが、ドライブ合戦を制すなど追撃を許さず21‐11で先取した。

第2ゲームもスタートから3連続得点でリードすると、このゲームでも速いローテーションで得点を重ねた。しかしマレーシアペアも前衛からの攻撃で徐々に点差を詰め寄ったが長いラリーをシダマツペアが制し11‐6で折り返した。そのまま逃げ切りストレートで勝利したシダマツペア。2人で「笑って帰れるように」と準決勝後に気持ちを切り替えて臨んだ初の五輪で銅メダルを獲得した。

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