予選リーグのグループBで2連敗の日本は3日、第3戦でケニアと対戦し、第1セットは、岩崎こよみ選手が2本のサービスエースを決めるなど序盤から相手を崩して得点を重ね25対17で先取しました。

次の第2セットは、高い身体能力を生かして強烈なスパイクを打ってくるケニアと競り合いになる中、キャプテンの古賀紗理那選手がスパイクやブロックで10得点の活躍を見せるなどして相手を振り切り、25対22で奪いました。

そして第3セットは、宮部藍梨選手のサーブで相手を崩して連続で得点するなどして日本のペースで試合を進めて25対12で取り、セットカウント3対0のストレートで勝ちました。

バレーボール女子の予選リーグは、12チームが4チームずつ3つのグループに分かれて総当たりで対戦し、それぞれのグループの上位2チームと3位のチームのうち成績が上位の2チームが準々決勝に進みます。

予選リーグを1勝2敗で終えた日本は、グループBの3位が決まり、4日に行われるフランス対アメリカの試合で、フランスがアメリカにストレート勝ちすると準々決勝進出となります。

古賀「チームで気持ちを立て直して戦えた」

キャプテンの古賀紗理那選手は「厳しい戦いが続きチームとしてもきつかったが、きょうの試合はチームで気持ちを立て直して戦えたのでよかったです」と話していました。

また、大会後に現役を引退することを表明している古賀選手は、「きょうが最後だったかもしれないし、まだ最後じゃないかもしれないので、しっかりもう一回気持ちを入れて戦っていきたい」と涙を流しながらことばを振り絞っていました。

眞鍋監督「日本のリズムで試合ができた」

バレーボール女子の眞鍋政義監督はケニアにストレート勝ちした試合について、「よくサーブで相手を崩していたし、日本のリズムで試合ができた」と振り返りました。

また大会後の現役引退を表明し、この試合、チーム最多の16得点をマークした古賀紗理那選手については「このチームは古賀のチームなので、キャプテンとしてよく頑張ってくれました」とねぎらっていました。

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