体操の男子種目別、あん馬の決勝は3日、予選を通過した8人の選手が出場し、1回の演技の得点で争われました。日本からはオリンピック初出場、予選4位の25歳杉野選手が出場しました。杉野選手は最高難度の大技「Hコンバイン」を入れた演技構成で臨み14.933をマークしましたが6位とメダルには届きませんでした。決勝は、出場した8人の選手のうち、4人が15点を超える、高いレベルの戦いとなりました。
▽金メダルは15.533の得点でアイルランドのリース・マクレナガン選手
▽銀メダルはカザフスタンのナリマン・クルバノフ選手で15.433
▽銅メダルはアメリカのスティーブン・ネドロシク選手で15.300でした。
3連覇を目指した、イギリスのマックス・ウィットロック選手は4位でした。

杉野「世界との差を痛感」

6位だった杉野正尭選手は「種目別のスペシャリストとして『あん馬』と『鉄棒』で日本で戦ってきたが世界との差を痛感させられた1日だった」と振り返ったうえで「予定した演技構成は通しきれた。すごく緊張した場面でも自分の持ち味をしっかり発揮できたことは今後やっていくうえで貴重な経験になった。これを糧に、これから世界一を取れるよう練習に励んでいきたい」と充実した表情で話しました。そして、種目別鉄棒の決勝に向けて「パリオリンピックでは最後の演技になる。金メダルを目指すが見てくれる人、応援してくれる人たちに感謝の気持ちを込めつつ、元気と感動を届けられるような演技を目指したい」と話し、次を見据えました。

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