今大会の競泳で最後の種目となった女子400メートルメドレーリレーの決勝に日本は▽第1泳者の背泳ぎが白井璃緒選手、▽第2泳者の平泳ぎが鈴木聡美選手、▽第3泳者のバタフライが平井瑞希選手、▽第4泳者の自由形が池江璃花子選手で臨みました。

レースは最初の背泳ぎで白井選手が8番手と出遅れたものの、日本の競泳史上最年長の33歳でオリンピックに出場した鈴木選手が伸びのある泳ぎで1分5秒台の好タイムをマークし順位を2つ上げました。

そして後半は第3泳者を任された高校3年生の17歳、平井選手が力強い泳ぎで追い上げさらに順位をひとつあげ5番手で第4泳者の池江選手につなぎ、そのまま順位を落とすことなく日本は5位でフィニッシュしました。

タイムは3分56秒17でした。

▽金メダルはアメリカで3分49秒63のタイムで世界新記録をマークしました。
▽銀メダルはオーストラリア、▽銅メダルは中国でした。

白井璃緒「悔しい気持ちなので4年後に帰ってきたい」

第1泳者の白井璃緒選手は「感想としては出しきれなかった大会という印象で、決勝も3人に助けられたかたちだった。悔しい気持ちなので4年後に帰ってきたい」と話していました。

鈴木聡美「しっかり役目は果たせたと思う」

第2泳者で33歳の鈴木聡美選手は2人を抜いて6番手に押し上げた泳ぎについて「これを個人種目で出したかったが、しっかり役目は果たせたと思う。リレーのタイムではおそらく人生で一番早いタイムなので“よっしゃ”と思った」と充実した表情で振り返りました。

その上で、「改めて現役続行だなと感じた。環境が許されるかぎり、体と心が持つかぎりは狙っていきたい」と今後に向けて意気込みを示しました。

平井瑞希「今の自分の力は出しきれた」

第3泳者で17歳の平井瑞希選手は「自己ベストより速く泳ぐことができ、今の自分の力は出しきれた。すごく楽しい雰囲気で、応援は自分の力になると思ったので、4年後また来られるように頑張りたい」と話していました。

池江璃花子「みんなのことを思って全力で泳いだ」

第4泳者の池江璃花子選手は「きょうの目標は順位を落とさないことだったので、最後はみんなのことを思って全力で泳いだ。自分の理想のタイムではないがいまの自分では十分な力を出しきれた」と振り返りました。

そして、今回のパリ大会については「自分はバタフライをメインでずっとやっていたので、個人で結果を出せないのは悔しかったが、自由形でレースをこなすことができて満足できた。みんな笑顔で終わることができてよかった」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。