■パリオリンピック™ フェンシング男子フルーレ団体・決勝(日本時間5日、グランパレ)

世界ランク1位の日本が決勝でイタリア(同2位)を45ー36で下し、同種目初の金メダルを獲得した。

2012年ロンドン五輪で太田雄貴らがフルーレ団体で日本史上初のメダル(銀メダル)に輝くと、その後はメダルには届かず東京五輪では無念の4位。3大会ぶりのメダルは最高の金メダルを手にした。

フルーレは左右の腕と頭部を除いた上半身部分への突きが有効となる種目。日本のメンバーは敷根崇裕、飯村一輝、松山恭助、永野雄大の4人で、決勝は敷根、飯村、松山でスタートした。

第1試合の敷根、第2試合の飯村が流れを作り10-7とリードする。だが第3試合で松山がフルーレ個人銀メダルのF.マッキに7ポイント奪われると、第4試合で敷根がG.ビアンキにカウンターで攻めるも3-6と劣勢で逆転を許す(18-20)。

後半第6試合の飯村がF.マッキに7-3と圧倒し、ここまで30-28と試合をひっくり返す。第7試合の松山が追い込まれながらも終了間際に得点を奪い、1点リードで終盤へ。第8試合はリザーブ同士の戦いとなり、永野が連続ポイントで圧倒し40-34で引き離した。最終第9試合は飯村も落ち着いて5得点を挙げ、見事金メダルに輝いた。

日本は今大会、フェンシングで5個目のメダルを獲得。男子エペ個人の加納虹輝が個人で史上初の金メダルに輝き、男子エペ団体では決勝でハンガリーに敗れるも銀メダル。女子ではフルーレ団体で日本女子史上初のメダル獲得(銅メダル)し、サーブル団体でも銅メダルを手にし、フェンシング発祥の地に日本が旋風を巻き起こした。

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