男子400メートルハードルの予選は、5組に分かれて行われ、各組の上位3着と、そのほかの選手でタイムが上位の3人の合わせて18人が準決勝に進みます。

日本からは、いずれもオリンピック初出場となる去年の日本選手権で優勝した東洋大3年生の小川大輝選手、熊本県出身で大学卒業後に働きながら競技を続けてきた筒江海斗選手、それに、身長1メートル95センチで慶応大4年生の豊田兼選手の3人が出場しました。

1組に登場した小川選手は、後半に伸びを欠いて50秒21のタイムで6着。
3組に登場した筒江選手は50秒50のタイムで7着。
また、5組に登場した豊田選手は、序盤からスピードに乗れず最後は足を痛めているような走りで53秒62で6着に終わりました。

3人の選手は、この予選での準決勝進出はならず、いずれも6日に行われる敗者復活ラウンドにまわることになりました。

小川大輝「レース展開に対応できなかった」

小川大輝選手は「朝一番のレースで体が重くてレース展開に対応できなかった」と話したうえで、敗者復活ラウンドについて「きょうよりもいいタイムを出して準決勝に進みたい」と意気込みを示しました。

筒江海斗「敗者復活ラウンドではもう1段階上げた走りを」

筒江海斗選手は「観客も多くてすばらしいスタジアムで走れたことを光栄に思う。最後まで全力で走れたので、支えてくれた人に感謝の気持ちでいっぱいだ」と話しました。

そのうえで「世界を見据えてやってきた取り組みが全く足りなかったと感じた。敗者復活ラウンドではもう1段階上げた走りをみせたい」と意気込みを示しました。

豊田兼「大会まで厳しい1か月間だった」

豊田兼選手は「練習で痛めていた部分を再び痛めてしまい大会まで厳しい1か月間だった。今後自分が成長していくうえで前を向けるような大会にしたいという思いでコーチと相談して出場を決めた初めてのオリンピックで挫折のような経験になってしまった」と万全の状態ではなかったことを明かしました。

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