■パリオリンピック™ バレーボール男子 準々決勝 イタリア3 ー 2日本(5日、パリ南アリーナ )
ミュンヘン大会以来52年ぶりとなるオリンピックの金メダル獲得を目指していた日本(世界ランク6位)は、イタリア(同2位)にセットカウント2ー3(25‐20、25-23、25-27、24-26、15-17)で敗れ、1976年モントリオール大会以来となるベスト4進出を逃した。
激闘を終え、涙を流した選手たち。石川祐希主将(28)は両軍最多32得点の活躍も「僕が最後1本決められずにこのような結果になってしまったので、非常に責任を感じてます」と自らを責めた。ここまでエースと主将の両輪でチームを導いてきた石川。最後は「やっぱり最高のチームだった」と仲間への感謝で締めくくった。
日本の男子バレーを作り上げてきたフィリップ・ブラン監督は「すごく寂しい気持ち」と思いを話した。五輪後は韓国のクラブチームの監督への就任が決まっている。目標としてきた金メダルは逃したが「叶わなかったことは、最後悔しいところですけど、チームを築いてくるというところが非常に良いチーム作りができてきたと思いますしそこに関しては非常に誇りに思います」。目を潤ませながらも胸を張った。
【ブラン監督、石川主将の一問一答】
◆ブラン監督
Q.試合を終えて、どんなことを考えてらっしゃいますか。
ブラン監督:あと1点のところで取れなかったので非常に残念です。当然、取れそうなところを取れなかったというところがありますし、準決勝に進出するという夢も見ていたのでそこが叶わなかったことも悲しいですけど、日本のチームを率いるこの試合で最後になりますのでそこに関してもすごく寂しい気持ちです。非常にもう少しで取れそうな試合展開でしたので、悔しさももちろん残るんですけど、今までチームとしてやってきたことに関しては非常に誇りに思っています。最後、負けてしまうというのはいつも悲しい残念な気持ちです。
Q.ブラン監督が率いてから、日本の男子バレーがとても強くなった。ここまで率いてきたこのチームの歴史をどう感じていますか。
ブラン監督:スタッフと選手ともに準決勝に進出する、上のレベルを目標にしてきましたのでそこが叶わなかったことは、最後悔しいところですけど、チームを築いてくるというところが非常に良いチーム作りができてきたと思いますしそこに関しては非常に誇りに思います。
◆石川選手
Q.試合を終えて今どんなことを感じていらっしゃいますか。
石川:そうですね。勝つチャンスを持っていながらも僕が最後1本決められずにこのような結果になってしまったので、非常に責任を感じてます。
Q.それでも何度も追い詰めました。試合後には選手たち全員で円陣を長く組みました。あの場面は何を話されたんですか。
石川:そうですねまずみんなにありがとうということと・・・それがほとんどですね。
Q.まだ気持ちの整理がついてない部分があると思いますけれども、このオリンピックというのはどういう舞台でしたか。
石川:メダルを取るとずっと言い続けてきて、この結果なので、それはしっかりと強く受け止めなければいけないというふうに思いますし、みんなで作ってきた集大成がこういう結果に終わってしまったので、キャプテンとして力不足だったなというふうに思いますし、1人のエースとしても力不足だったりというふうに感じてます。
Q.最後にキャプテンとして、このチームはどんなチームでしたか。
石川:やっぱり最高のチームだったというふうに思いますし、結果が伴わなかったですけど、みんなベストプレー出してくれたと思いますしそこに僕が最後1点を取って結果を出すことができなかったので、みんなに申し訳ない気持ちと、ここまでついてきてくれてありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです。
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