■MLB ドジャース 5ー3 フィリーズ (日本時間6日、ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)は本拠地でのフィリーズ戦で「1番・DH」で出場し、3打数2安打1盗塁2打点で打率は309。3試合ぶりの34号、今季42度目のマルチをマークした。
9試合ぶりに本拠地ドジャースタジアムに帰ってきた大谷、この日は子供の感染症でチームを離れていたF.フリーマン(34)も9試合ぶりに復帰し、“3番・一塁”でスタメン出場。
ナ・リーグ東地区首位のフィリーズとの対戦で先発はA.ノラ(31)、今季11勝(4敗)で3年連続2ケタ勝利をマーク、2021年には10者連続三振を記録した。大谷は今季初対戦し、3打数無安打2三振。
本拠地ファンの大声援を浴びて1回の第1打席、カウント2-1とバッター有利のカウントで内角の甘く入ってきたストレートを狙ったがサードファールフライ。甘いボールを打ち損じてしまった。そして、3番・フリーマンが打席に入ると、本拠地のファンが大歓声、フリーマンのヘルメットを取って感謝を表した。さらにはフィリーズのB.ハーパー(31)なども拍手で迎えていた。
1対2と1点差で迎えた3回、無死一、三塁で第2打席、1球目の甘く入ってきたストレートを捉えて、打球速度182キロ、打球飛距離111.2mと完璧だったが、打球角度が47度と上がりすぎて、ライトフェンス手前で失速。あと1mでフェンスオーバーだった犠牲フライで同点に追いついた。続く2番・T.ヘルナンデス(31)が24号ツーランで4対2と勝ち越した。
5回の第3打席、カウント3-0から甘く入ってきたストレートを捉えて、ライト線へのツーベース。ようやく甘いボールを捉えたが打球が上がらなかった。さらに3番・フリーマンの打席で3塁への盗塁をしかけたが、フリーマンがファールを打ってしまった。それでも続くボールで今季32個目の盗塁に成功。直近9試合で8盗塁、フィリーズバッテリーが無警戒の隙をついた。
そして、4対3で迎えた8回の第4打席、フィリーズ2人目、左腕のT.バンクス(32)と対戦。カウント1-0から真ん中のチェンジアップを逆方向へ。打球速度172.9キロ、飛距離117m、角度37度とやや高く上がった3試合ぶりの34号ホームラン。大谷も打球を確認しすぎて、今季2度目となる1塁ベースを踏み忘れて戻るシーンが。チームにとっても大きな追加点となる大谷のアーチとなった。
大谷は3打数2安打1盗塁2打点で打率は309。3試合ぶりの34号、今季42度目のマルチをマークした。チームも首位対決を制し、3連勝となった。
試合後、中継局のインタビューに応じた大谷は9回の34号には「終盤なので1点出も多く取った方が良かったのでいいホームランになったのかなと」と話し、今の状態では“45本塁打・45盗塁”を狙えるのではと問われると「ホームランは良いところで打てればいいですし、盗塁は行けると思ったらしっかり行ければ、勝利に貢献出来る確率が高くなると思うので集中してやりたい」と答えた。
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