岐阜県出身の水口僚さんは、スポーツクライミングのボルダー&リードのうち、「課題」と呼ばれるコースを登った数を競うボルダーのコースづくりを担う「ルートセッター」です。

今回、日本人の女性として初めてオリンピックの「ルートセッター」に選ばれ、チームの一員として5日に行われた男子準決勝前半の「課題」を担当しました。

5日の競技を終えたあと、水口さんは「今回オリンピックに参加することができてすごく光栄です。ルートセッターもいろいろな国から集まっていて文化や考え方も違うので戸惑う部分はありましたが、いい大会を作りたいという志は一緒なので、チームで力を合わせてやってきました」と話しました。

水口さんはこの後、男女の決勝の「課題」も担当することになっていて、「選手が力を出し切れるようなルートをしっかり作りたいですし、オリンピックはクライミングを知らない人や初めて見る人たちも多いと思うので、そういった人たちにもクライミングのすばらしさを伝えられ、今後もっと盛り上がっていけばいいと思います」と意気込んでいました。

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