【詳しくはこちら】各国・地域のメダル獲得数は

日本選手団の尾縣団長らは、パリ大会の最終日となった11日午前、パリ市内のメインプレスセンターで総括会見を行いました。

この中で尾縣団長は、日本が獲得した金メダルと、銀と銅を合わせたメダルの総数がいずれも海外で開催されたオリンピックで最多となったことについて「全力を出し尽くし、多くの人にオリンピックやスポーツのすばらしさを伝えるということを大きな目標としてきたが、その結果が一つ一つのメダルの積み重ねとなった。本当に選手たちが頑張ってくれたと思う」と活躍をたたえました。

成果を上げた要因としては競技団体やスポーツ庁、強化拠点の施設を管轄する日本スポーツ振興センターとの育成や強化での連携が進んだことや、コーチや選手がさまざまな競技と横断的な交流を持ち、ノウハウや経験を共有してきたことなどを挙げました。

4年後の大会に向けて準備を

そのうえで選手の強化を担当する井上康生副団長は「今回の経験を踏まえ、ロサンゼルス大会に向けてヒアリングなどを行い、早い段階での準備を進めていけば、さらなる成功につながっていくと思う」と述べ、強化の取り組みや課題の検証を進めていく考えを示しました。

「ひぼう中傷は社会全体で解決を」

一方、選手へのひぼう中傷が相次ぎ、JOC=日本オリンピック委員会が被害から守るための声明を大会期間中に出すなど大きな問題となったことについて尾縣団長は「SNSを通じたひぼう中傷はスポーツ界のみならず社会全体で解決する課題だ」と強調しました。

そしてJOCとして、大会終了後も被害の相談ができるような窓口の設置を継続するなど、対策を検討していく方針を明らかにしました。

【NHKニュース】パリオリンピック2024

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