第106回全国高校野球選手権大会に出場する智弁和歌山は大会第7日の13日、第3試合で霞ケ浦(茨城)と対戦する。智弁和歌山・中谷仁監督と霞ケ浦の高橋祐二監督に、鍵となる選手や試合展開について語ってもらった。

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 ――相手の印象は

 高橋「智弁和歌山と言えば『強打』というイメージがある。だが和歌山大会の記録をみると、決勝を除き無失点で勝った。今年は投打にわたる強豪という印象がある」

 中谷「プロ野球に行くような、いい投手がいる。今年も、2年生で長身の市村投手がいる。その日の調子で打順も決めてくる」

 ――試合展開は

 高橋「できるだけロースコアのゲームにして、しがみついていきたい。『人としての成長なくして野球の成長はない』をモットーにしている」

 中谷「うちは守りのチーム。少ないチャンスを確実にものにするという展開になる。小技もある。総合力で戦う」

 ――鍵になる選手は

 高橋「市村と真仲は計算できる投手。羽成が打線の中心。周りが出塁して、中軸に回したい」

 中谷「5人の投手それぞれが特徴を持っている。捕手の上田がどうリードするか」

 ――地元へメッセージを

 高橋「茨城は、常総学院以外は甲子園で勝てないと言われてきたが、昨夏は土浦日大が結果を残した。うちはまだ1勝していない。茨城代表として精いっぱい戦う」

 中谷「和歌山は学校やチームの数は少ないが、野球のレベルが高い。甲子園では、ほかの学校の思いも背負って、躍動したい」(寺沢尚晃)

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