第1試合 長野日大高×青森山田

第1試合は、15年ぶり2回目出場の長野日大高校と、7年ぶり12回目出場の青森山田高校が対戦します。

長野日大は、長野大会の6試合で失点がわずか2で、1試合あたりの平均失点は49の代表校で最も少なく、投手陣が盤石です。

エースの山田羽琉投手は、左のサイドハンドの変則的なフォームから多彩な変化球を投げ込み、23イニング余りを投げて無失点と安定感が際立ちました。

ベスト8に入ったセンバツに続く、春夏連続出場の青森山田は、強力打線が特長で、青森大会の1試合あたりの平均得点は10点を超えました。

センバツに出場した八戸学院光星高校との準々決勝で、2打席連続ホームランを打った4番・原田純希選手や、決勝で逆転満塁ホームランを打った2年生の1番・佐藤洸史郎選手など、上位から下位まで長打が打てる選手がそろいます。

第2試合 石橋×聖和学園

第2試合は、栃木の石橋高校と宮城の聖和学園が対戦。

夏の甲子園初出場どうしの顔合わせです。

石橋は、栃木大会の3回戦以降の4試合すべてで、2点差以内の接戦に競り勝ってきました。

チームの大黒柱は4番を打ち、ピッチャーとしてマウンドにもあがる入江祥太選手で、21世紀枠で出場した去年のセンバツも主力として経験しています。

学校は、ことし創立100年を迎え、同じく開場から100周年を迎えた甲子園球場で春夏通じて初勝利を目指します。

聖和学園は、宮城大会の5試合すべてが3点差以内で、勝負強さが光りました。

特に、宮城大会の決勝では、夏の甲子園で2年連続で決勝に進んでいた仙台育英高校の強力な投手陣から19本のヒットで打ち勝ち、春夏通じて初出場を決めました。

1番・キャプテンの三浦広大選手は、9本のヒットを打ち、打率5割2分9厘をマークして打線をけん引しました。

第3試合 霞ヶ浦×智弁和歌山

第3試合は、5年ぶり3回目出場となる茨城の霞ヶ浦高校と、2年ぶり27回目出場の智弁和歌山高校が対戦します。

霞ヶ浦は、身長1メートル87センチから投げ下ろす2年生、左腕の市村才樹投手や、速球をコントロールよく投げ込む右投げの眞仲唯歩投手など、タイプが異なる投手陣の出来が鍵を握ります。

これまで出場した春夏合わせて3回の甲子園では、いずれも初戦で敗れていて、悲願の初勝利を目指します。

智弁和歌山は、和歌山大会で5試合のうち4試合が無失点でコールド勝ちと、投打に圧倒的な強さを見せました。

投手陣は、テンポよく投げ込む2年生エースの渡邉颯人投手など、登板した5人のピッチャーが、いずれも自責点がなく、打線も長打力がある4番の花田悠月選手を中心に4割近いチーム打率をマークし、総合力の高いチームです。

第4試合 花巻東×滋賀学園

第4試合は2年連続12回目出場の岩手の花巻東高校と、開会式直後の1回戦を勝ち上がった滋賀学園が対戦します。

49の代表校で最後に登場する花巻東は、岩手大会で記録した送りバントと犠牲フライが1試合の平均で4.2と、手堅くランナーを進めて得点を重ねました。

注目は、1年生で4番を打つ古城大翔選手で、岩手大会でホームランを打つなど、チームトップのヒットと打点をマークしました。

滋賀学園は、1回戦で12本のヒットを打ち、ふた桁10得点をとってチームとしての夏の甲子園初勝利をあげました。

5番・仲田陸玖選手が2本のスリーベースを含むヒット3本、1打点と好調で、2回戦でも打線がつながるかがポイントとなりそうです。

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