日本時間の12日閉幕したパリオリンピックで日本選手団は、海外で行われた大会としてはともに過去最多となる金メダル20個、メダル総数45個を獲得しました。

日本選手団の選手たちは、13日羽田空港と成田空港に分かれて帰国しました。

羽田空港には8人のメダリスト

羽田空港に午後4時ごろ到着した便では新競技のブレイキンの女子で金メダルを獲得したダンサーネーム「AMI」の湯浅亜実選手など、8人のメダリストなどが帰国しました。

湯浅選手は日の丸がデザインされた帽子をかぶって登場し、花束を手渡されると笑顔で受け取って一緒に帰国したブレイキンのメンバーとともに記念撮影に応じていました。

このあと選手たちは到着ロビーに姿を現し、大勢のファンや関係者に「おめでとう」などと声をかけられて出迎えられました。

卓球の女子団体で銀メダル、シングルスで銅メダルを獲得した早田ひな選手は笑顔で手を振って応え、近代五種で日本選手として初めてのメダルとなる銀メダルを獲得した佐藤大宗選手は「最高です」などと話していました。

都内から訪れた小学4年生の女の子は「卓球の早田選手がけがをしながらも頑張ってシングルスで銅メダルを取った姿がかっこよかった。私もスポーツを頑張りたい」と話していました。

また、近代五種の佐藤選手の出迎えに訪れていた日本近代五種協会の山崎勝洋会長は「入賞するとありがたいと思っていたが、まさか銀メダルを取るとはびっくりした。インパクトがあった」と喜びを話していました。

成田空港にファン600人

成田空港にはパリオリンピックで金メダルを獲得したレスリングの文田健一郎選手や鏡優翔選手、それに日本選手団の尾縣貢団長などが帰国し、大勢のファンの出迎えを受けました。

パリオリンピックのレスリングの選手たちや尾縣団長などを乗せた飛行機は13日午後3時すぎ、成田空港に到着しました。

メダリストたちが到着ロビーに姿を見せると、集まったおよそ600人のファンが選手の名前を書いた紙やタオルを振って出迎え「おめでとう」などと声をかけていました。

そして、レスリングの男子グレコローマンスタイル60キロ級で金メダルを獲得した文田選手や、女子76キロ級で金メダルを獲得した鏡選手、それに尾縣団長が代表して航空会社の関係者から花束を受け取りました。

レスリングの金メダリスト、日下尚選手の地元、高松市から駆けつけた男性は、「出発前に、『人生を変える』と言って本当に有言実行するのがすごい。地元の誇りです」と喜び、金メダルとメダルの獲得総数が海外で開催されたオリンピックで過去最多となったことについても「目標に向けて一生懸命頑張るすばらしさを教えてもらいました」と話していました。

また、同じくレスリングで金メダルを獲得した藤波朱理選手と同じ大学に通うという都内の女性は「すごくかっこよかった。頑張っている姿を見てきたので、お疲れさまと言ってあげたいです」とねぎらっていました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。