■プロ野球 オリックス 2×-1 楽天(11日・京セラドーム大阪)

オリックスは楽天に劇的なサヨナラ勝利を飾った。先発の山下舜平大(21)は昨季、楽天戦の3試合に登板し2勝1敗、防御率1.50。打たれた本塁打は0と相性は良好。しかし3回、1死三塁から3番・浅村栄斗(33)に適時二塁打を放たれ先制を許した。1点を追う6回、1死から4番・セデーニョ(25)に2戦連続となる第4号ソロ本塁打が左中間スタンドに飛び込み、同点に。そのまま迎えた9回、1死から7番・杉本裕太郎(33)が四球で出塁すると続く8番・紅林弘太郎(22)が打球を右中間に運ぶサヨナラ打を放った。これで紅林は昨季5月24日の楽天戦以来、自身3度目のサヨナラ打に。

1回、山下は楽天の先頭・小郷裕哉(27)を空振り三振、2番・村林一樹(26)を右飛、3番・浅村を追い込んでからフォークで空振り三振に。三者凡退で抑える上々の立ち上がり。

その裏、楽天の先発・内星龍(21)に対し先頭の太田椋(23)は遊ゴロ、2番・西川龍馬(29)は中飛、3番・中川圭太(27)は遊ゴロに倒れ、両チーム三者凡退となった。

2回表、山下は1死から5番・岡島豪郎(34)に中安打、6番・鈴木大地(34)に右安打、7番・辰己涼介(27)に遊撃への内野安打で満塁のピンチを迎えるも後続を抑え、無失点で切り抜けた。

しかし3回、この回の先頭・小郷の打球は遊撃への内野安打に。さらに遊撃を守る紅林の悪送球の間に二塁に進塁を許した。続く2番・村林に送りバントを決められ、1死三塁から迎えた3番・浅村にレフトに適時二塁打を打ち込まれ、先制点を与えた。

試合は中盤5回、この回の先頭・杉本の打球はライトフェンス直撃の二塁打となり、無死から1打同点の好機を迎えた。続く8番・紅林の打球はピッチャー強襲の内野安打となり、無死一、三塁とチャンスを拡大させた。しかし後続が繋ぐことができず、絶好機も無得点に終わった。

山下は5回107球を投げ、7安打1失点と粘投。6回表からは山田修義(32)が登板。2死一、三塁と走者を背負う場面では3番手・比嘉幹貴(41)が好リリーフで無失点に凌いだ。

1点を追うオリックスは6回裏、1死から4番・セデーニョ(25)に2戦連続の第4号ソロ本塁打が左中間スタンドに飛び込み、同点に追いついた。

7回は吉田輝星(23)、8回は小木田敦也(25)が無失点で抑えるリリーフ。

同点のまま迎えた9回、楽天の西垣雅矢(24)に対し1死から杉本が四球で出塁、続く紅林が右中間にサヨナラ打を放ち、劇的な逆転勝利となった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。