第1試合 中京大中京×神村学園
第1試合は、愛知の中京大中京高校と鹿児島の神村学園が対戦します。
中京大中京は1回戦でタイムリーヒットを打った4番の杉浦正悦選手を含めた4人の選手が複数安打を記録するなど、チーム全体で11本のヒットを打って逆転勝ちしました。
2回戦で勝てば、歴代最多となる夏の甲子園での通算勝利数が節目の80勝となります。
神村学園は1回戦で4本の長打を含む10安打で後半に得点を重ねるなど持ち前の強力打線が力を発揮しました。
反発力を抑えた金属バットが導入されたことしのセンバツでホームランを打った4番・正林輝大選手がノーヒットでしたが、正林選手の状態が上がれば、さらに打線が勢いづきそうです。
第2試合 岡山学芸館×掛川西
第2試合は岡山学芸館高校と静岡の掛川西高校が対戦します。
岡山学芸館は1回戦でエースの沖田幸大投手が8回まで与えたフォアボールが1個とコントロールのよさが光りました。
9回は同じ3年生の丹羽知則投手がリリーフして無失点で抑え、1点のリードを守り切っていて、2回戦でも継投のタイミングが鍵となりそうです。
掛川西は1回戦で同点の7回に2アウトランナーなしから作ったチャンスで4番・堀口泰徳選手のタイムリーヒットなど集中打で勝ち越し、先発全員安打となる15本のヒットで8点を挙げて夏の甲子園で60年ぶりの勝利をあげました。
1回戦では地元から44台のバスで2000人を超える大応援団が選手たちを後押ししました。
第3試合 早稲田実×鶴岡東
第3試合は西東京の早稲田実業と山形の鶴岡東高校が対戦します。
早稲田実業は1回戦で今大会注目の強打者で、キャプテンの宇野真仁朗選手がフェンス直撃となる逆転のタイムリーツーベースを打つなど3安打、3打点と活躍しました。
鶴岡東は1回戦でエースで4番の櫻井椿稀投手が投げては9回1失点で完投、打っては決勝の2点タイムリーと投打でチームを勝利に導きました。
主力選手の活躍が勝敗を分けそうです。
第4試合 大社×創成館
第4試合は島根の大社高校と長崎の創成館高校が対戦します。
大社は1回戦でことしのセンバツで準優勝した兵庫の報徳学園に競り勝ち、夏の甲子園で63年ぶりの勝利をあげました。
9回1失点で完投したエースの左腕、馬庭優太投手が試合中に右脇腹がつったほか、2本のヒットを打った俊足が持ち味の1番・藤原佑選手が熱中症で途中交代していて、投打の軸となる2人の回復具合がポイントです。
創成館は1回戦でエースの村田昊徽投手がカーブやスライダーなど変化球で打たせて取るピッチングに守りが好プレーで応え、1対0で完封勝ちしました。
打線は5安打で、送りバントと犠牲フライが1試合の平均で4.4を記録した長崎大会のように小技を絡めるためにも出塁が鍵となりそうです。
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