◇第106回全国高校野球選手権大会 3回戦
関東第一 3−2 明徳義塾
夏の甲子園大会は16日、3回戦が行われ、第二試合で関東第一(東東京)が接戦の末、明徳義塾(高知)に勝利し準々決勝進出を決めた。
先制点をあげたのは関東第一。2回表二死二塁の場面で7番・小島想生(3年)がカウント1−0からライトへの先制タイムリー二塁打を放った。3回裏、四死球と安打で二死ながら満塁のチャンスを作った明徳義塾は8番・里山楓馬(1年)が0−1から2球目、甘く入ったストレートをレフトへ運び2点タイムリーで逆転に成功する。
5回表に相手のエラーで同点に追いついた関東第一は続く6回表、無死一三塁で勝ち越しのチャンスで5番・越後駿祐(2年)。初球のカーブを捉えた打球は、前進守備を敷く内野の間を抜けセンターへのタイムリー安打となり勝ち越しに成功。 次の打者は打ち取られるも一死一二塁とチャンスは続く中、8番・里山が一二塁間への強烈な打球を放つが明徳義塾の二塁手・平尾成歩(3年)の攻守に阻まれ追加点とはならなかった。 1点を追いかける明徳義塾は7回裏、先頭2番・山畑真南斗(3年)が安打で出塁すると、3番・藤森海斗(2年)が初球から一塁線へ意表を突くセーフティバントを見せ無死一二塁で得点圏にランナーを置くと4番・竹下徠空(3年)の所で代打・北浦龍(3年)を送る。今大会初打席の北浦は送りバントでチャンスを広げようとするもここは失敗に終わった。 なおも続く一打逆転のチャンスだが5番・長谷川烈央(3年)、6番・高橋龍成(3年)の強烈な打球は関東第一の堅い内野守備に阻まれ、無得点でこの回を終えた。関東第一はその後も堅い守りをみせ、1点を守り切り接戦をものにした。
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