(23日、第106回全国高校野球選手権大会決勝 京都国際2ー1関東第一=延長十回タイブレーク)
◎…両校の極限までの投げ合い、守り合い。決勝にふさわしい接戦だった。
京都国際はタイブレークの十回に無死満塁から金本の四球と三谷の犠飛で2点を先取。その裏の関東第一の攻撃を2番手の西村が1点に抑えて逃げ切った。先発の中崎は9回を4安打無失点。無死での走者は一度きりで、右打者の内角を突く直球に威力があった。
関東第一は内野陣が再三のピンチにも臆せず、攻撃的な守備を貫いた。終盤の好機に一本が出ていれば展開は違った。(堀川貴弘)
▼京都勢が全国選手権優勝回数で単独9位 京都国際の優勝は京都勢通算5度目の大会制覇。4度で並んでいた福岡を抜いた。最多は大阪の14度。
▼全国選手権で京都勢は東京勢に8勝6敗 京都勢と東京勢の決勝での対戦は初めてだった。選抜大会と合わせた対戦成績は京都勢の12勝17敗。
▼金属製バット導入後、1大会の最少本塁打 48試合で本塁打は7本だった。金属製バットが導入された第56回(1974年)以降、最少だった同大会の11本を下回った。
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