27日(火)のカード初戦を落とし、8月に入り初めて連敗を喫した広島カープ。踏ん張りどころの28日(水)も中日と対戦しました。

8月28日(水)中日 vs. 広島(バンテリンドーム)

2位・巨人にゲーム差なしに迫られるも、勝率の差でセ・リーグ首位の座をキープするカープ。先発は、ここまで10勝をマークしながら8月に入り3試合勝ちがない 床田寛樹 。

その立ち上がり、いきなり打球が床田の足を直撃します。ヒヤリとしましたが、「集中力不足だった」と切り替えたサウスポーは続投。その後、ランナー3塁のピンチを背負いますが、無失点で切り抜けます。

しかし、2回。先頭打者は、今シーズンここまで床田に対し打率5割のカリステ。来日してから半分以上のホームランがカープ戦という “鯉キラー” が放った打球はバックスクリーンへ。1点を先制されます。

“鬼門” バンテリンドームでは5連敗中。そのすべてで1得点以下のカープ打線は4回、ノーアウト・1塁から2番・中村奨成 。プロ初の犠牲バントと見せかけて、思い切ったバスターエンドランでノーアウト・2塁・1塁とチャンスを広げます。

その後、2アウト・3塁・2塁となり、前の日まで10試合連続ヒットの5番・坂倉将吾 。しぶとくセンターの前へ。「床田さんががんばっているので、間に落ちてくれてよかった」と振り返るタイムリーで2人が還り、逆転に成功します。

ところが、6回ウラ、2本のヒットで3塁・1塁のピンチ。バンテリンドームでは2戦2敗の床田、粘れるか…。迎えるは4番・川越誠司 。やや前に守っていた 矢野雅哉 から 菊池涼介 、堂林翔太 と渡りダブルプレー。最高の形で無失点で切り抜けます。

しかし、8回、1アウトから代打・福永裕基 にヒットを打たれたところで 新井貴浩 監督は交代を決断。ハーンにスイッチします。

床田寛樹 7回1/3 球数88 被安打7 奪三振3 失点1

ところが、そのハーンが盗塁と内野安打を許し、1アウト・3塁・1塁とピンチが広がります。迎えた2番・山本泰寛 への初球。セーフティスクイズに対しファースト・堂林が素早いチャージからバックホーム。3塁ランナーはタッチアウト。堅い守りでピンチを切り抜け、1点リードのまま9回へ。

こうなれば締めのマウンドは 栗林良吏 。2アウトからランナー1人を出しますが、得点は許さず、ゲームセット。(中日 1-2 広島)

連敗を2で止めたカープ。栗林は、リーグトップに並ぶ35セーブ目。先発・床田は去年、マークした自己最多に並ぶ11勝目を手にしました。

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青山高治 キャスター
しびれるような1点差ゲームでした。

コメンテーター 吉宗五十鈴 さん(「雪月風花」店主)
もう最後までハラハラドキドキでお夕飯が作れなかったです。

中根夕希 キャスター
目が離せませんでした。

吉宗五十鈴 さん
(試合が)早く終わったので、そこから作り始めました。

青山高治 キャスター
それだけ、どうもバンテリンドームには苦手のイメージがありました。

中根夕希 キャスター
それを払しょくできたのかなと思いますし、前の試合がちょっとミスが続いて、よくない負け方をした中で今回、勝てたのが、チームにとっても大きいですよね。

青山高治 キャスター
あとは巨人とゲーム差がない状態ですけど、首位を明け渡さないとギリギリのところで踏ん張っている感じも…

吉宗五十鈴 さん
巨人の結果も気になりながら、ずっと見ていましたけども、なんとか踏ん張って、このまま行ってほしいです。

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