日本オリンピック委員会(JOC)は10日、日本オリンピックミュージアムで開催中の企画展「TEAM JAPAM SUMMER FEST in JAPAN OLYMPIC MUSEUM」の関係者内覧会を行った。内覧会では、ともにパリオリンピック™の開会式で旗手を務めたフェンシング女子サーブル団体銅メダリストの江村美咲(立飛ホールディングス)とブレイキンの半井重幸(ダンサー名・SHIGEKIX)がトークショーを行い、パリオリンピック™を振り返った。

半井は「パリオリンピック™は感謝の気持ちを感じる期間になった。現地ではもちろん帰国してからもテレビ越しでたくさん応援してくれていたと実感できた」と語った。江村は「フェンシングはもちろん、フェンシング以外の場面でも成長できた大会だったし世界が広く見えた」と笑顔で振り返った。

2人はパリオリンピック™で実際に使用したアイテムを寄贈した。半井は初戦で身につけていた長袖ウエアを、江村は剣とグローブを贈った。他の日本選手らのアイテムも含め合計39個が寄贈された。

江村は「剣の裏にあるお世話になっている方からのメッセージと試合に挑んだ。精神的に心強いアイテム」とエピソードを明かした。展示されているアイテムを見た半井は「みんなパリの地で戦っていただけあってマネキンが着ていてもオーラがある。来場してくれた人たちにも感じ取ってもらいたい」と語った。

4年後のロスオリンピックに向けて江村は「まだまだ課題は山積みだし伸びしろはたくさんあるからリベンジしたい」と意気込んだ。半井は「4年後のロスオリンピックでは種目としてはないが、ブレイキンの魅力を伝えながらチャンスが来た時に立ち向かえるように挑戦していきたい」と思いを語った。

寄贈されたアイテムは9月10日から12月15日までオリンピックミュージアム1階で展示される。

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