高校野球の監督として春夏通算40勝を挙げた阪口慶三さん(80)が岐阜県関市立関商工高校の野球部の特別顧問を8月末に退任していたことがわかった。同校によると、体力面が理由という。
阪口さんは昨年末、大垣日大高(岐阜県大垣市)の野球部監督を退任。今年4月に関商工で特別顧問に就任した。選手に自らを「おじいちゃん」と呼ばせ、技術的な指導をしたり、戦術面のアドバイスをしたりしていた。
関商工によると、退任の申し出を受けて慰留したが、最終的には受け入れたという。阪口さんは今後も個人的に電話などでアドバイスしたり、相談に応じたりする意欲を見せているという。
阪口さんは母校・東邦高(名古屋市)で1967年に監督に就任し、甲子園では77年夏に準優勝、89年春に優勝を果たした。2005年から大垣日大高で指導にあたり、07年春に準優勝した。(高原敦)
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