BIGBOSS語録
「ここから上げていくという気持ちで次の西武戦に向かいます。伊藤君のピッチング? 見ての通り。抑えきらないと。点を取った直後に点を取られるの、今シーズンは多くないですか?」(7月7日、京セラドームで)
記者メモ
オリックスに2連敗し、5位転落。借金は今季最多の「3」となった。先発の伊藤大海投手は六回にノックアウト。味方打線の援護をフイにし、新庄監督も渋い表情。チーム状態は今季のどん底だった。
BIGBOSS語録
「清宮君がよく打った。母校が夏の甲子園の出場を決めたからじゃないかな。試合そっちのけで、高校野球の結果ばかり気にしていたから。山崎君の母校とだから、俺もどっち応援していいかわからなかった」(7月28日、エスコンフィールド北海道で)
記者メモ
全国高校野球選手権の西東京大会決勝で清宮幸太郎選手の母校・早稲田実が山崎福也投手の母校日大三を破り、9年ぶりの出場を決めた。後輩たちの頑張りに刺激を受けた清宮選手は、3打数2安打2打点の大活躍で西武戦の勝利に貢献。新庄監督も母校・西日本短大付(福岡)が甲子園の切符を手にしていただけに、清宮選手の「母校愛」に理解を示した。2人はともに甲子園で母校を応援した。チームの貯金を「4」とし、リーグ3位。
BIGBOSS語録
「去年はロッテにサインを見破られていた。今回は毎試合のようにサインを変えて臨んだ。そういう借りは返さないといけない。よく決めてくれました」(8月14日、エスコンフィールド北海道で)
記者メモ
新庄采配がズバリ的中し、ロッテに4―1で快勝。貯金を「11」に伸ばして、2位浮上した。二回に1点を勝ち越し、なおも無死二、三塁のチャンスで、伏見寅威選手と水野達稀選手が連続の初球スクイズを決めて突き放した。昨年6月24日のロッテ戦(ゾゾ)。同点の九回に2度スクイズを外されて敗戦。この試合を分岐点に2年連続の最下位に沈んでいった。新庄監督にとっては1年越しのリベンジだった。
BIGBOSS語録
「相手には『ファイターズは嫌だな』という気持ちにはさせたかった。それができた2試合だったとは思うんですけどね。ただ、短期決戦になると、そういうのは関係ないですから」(9月4日、みずほペイペイドームで)
記者メモ
首位ソフトバンクに大逆転勝利。3点ビハインドの九回に水谷の適時打、清宮の2ランなどで一挙6得点。貯金を今季最多タイの「13」とし、2位固め。逆転優勝への道は険しいが、短期決戦のクライマックス・シリーズ(CS)を見据え、新庄監督は「下克上」を狙っている。
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