■プロ野球 阪神 3-4 DeNA(11日・甲子園)

DeNAは3位阪神に競り勝ち連敗を阻止、再びゲーム差2となった。試合は3ー3の同点で迎えた8回表、1番・桑原将志(31)に第4号ソロ本塁打が飛び出し勝ち越し、そのままリードを守って勝利した。

前日の試合では1点を追う4回にオースティン(33)と牧秀悟(26)の連続適時打で2ー1とリードを奪うも直後に先発・東克樹(28)がセーフティスクイズを決められ同点、森下翔太(24)にソロ本塁打を放たれ勝ち越しを許した。東はその後も打ち込まれ6回途中5失点で降板。終盤には7回に渡邉諒(29)にソロ本塁打を浴びるなど7ー2と突き放され敗戦。3位・阪神と3ゲーム差となった。

この試合の先発・ジャクソン(28)は試合前まで6勝7敗、防御率3.09をマーク。前回登板となった4日の広島戦(横浜スタジアム)では6回1失点(自責0)で勝ち投手に。今回の登板が今季22試合目となった。スタメンには2番セカンドで牧、6番ライトで筒香嘉智(32)が起用された。

打線は1回、阪神の先発・村上頌樹(26)に対し先頭の桑原が空振り三振。しかし1死走者無しから2番・牧はカウント1ー1からの3球目を振り抜きレフトスタンドへ。ソロ本塁打が飛び出し先制に成功。3番・佐野恵太(29)は中飛、4番・オースティは三ゴロも1点を奪い初回を終えた。

その裏、ジャクソンの立ち上がりは先頭の近本光司(29)を一ゴロ。2番・中野拓夢(28)に右安打を放たれると3番・森下の二ゴロの間に進塁を許し2死二塁。すると4番・大山悠輔(29)にライトへの適時打を浴びすぐさま同点に追いつかれた。

1ー1の同点で迎えた3回表、この回先頭の8番・京田陽太(30)が右安打で出塁すると9番・ジャクソンは送りバントを成功、自身もファーストを守る大山にのフィルダースチョイスにより出塁し無死一、二塁に。続く1番・桑原は1球で送りバントを決め走者二、三塁とし迎えた2番・牧はレフトへの適時打を放ち勝ち越し。さらに3番・佐野の二ゴロの間に1点を加え3ー1とリードを広げた。

2点リードで中盤に入り6回裏、無死走者無しから3番・森下にレフトスタンドに飛び込むソロ本塁打を浴び1点差に詰め寄られた。さらに連打を浴び、無死一、三塁としたところでジャクソンは降板。2番手で山﨑康晃(31)が登板し6番・島田海吏(28)を遊飛に打ち取るも7番・坂本誠志郎(30)にスクイズを決められ同点に追いつかれた。

3ー3の同点で7回裏は3番手・ウィック(31)が走者を背負いながらも無失点に。迎えた8回表、阪神の2番手・ゲラ(28)に対し先頭の1番・桑原はその初球をレフトスタンドへ運ぶと勝ち越しのソロ本塁打に。リードを奪った。

1点リードで8回裏は4番手・ウェンデルケン(31)、9回裏は5番手・森原康平(32)が無失点に抑え試合終了。DeNAは阪神とのカードを1勝1敗とし明日の3戦目を迎える。

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