■大相撲秋場所・8日目(15日、両国国技館)

西十両11枚目の尊富士(25、伊勢ヶ濱)が初日から無傷の8連勝を飾り、中日でストレート勝ち越しを決めた。

ここまで1敗の朝紅龍(東十両8枚目)と対戦し、立ち合い相手が頭で当たるも一歩も下がらず、鋭い出足で危なげなく一気に土俵の外へ押し出した。

同じく全勝で東十両筆頭の千代翔馬(33、九重)は、大奄美(東十両5枚目)に敗れ初黒星。尊富士が唯一の全勝力士となり優勝争い単独トップに立った。

尊富士は今年初場所で十両優勝を果たすと、幕内デビューとなった翌場所で110年ぶりとなる“新入幕V”の快挙を達成。だが右足首のケガで5月場所を全休。十両2枚目で迎えた先場所も初日から休場となり、8日目から途中出場で2勝を挙げたが再休場で2勝1敗12休。

今場所は春場所以来、3場所ぶりに初日から出場し、ここまで敵なしの8連勝で十両優勝&返り入幕を狙う。

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