■MLB ブレーブス 2-9 ドジャース(日本時間16日 ジョージア州トゥルイスト・パーク)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのブレーブス戦に「1番・DH」で出場し、4打数2安打1四球2打点で打率は.290。3試合ぶり、今季53度目のマルチヒットで2打点を挙げた。チームも同点の9回に3者連続ホームランが飛び出すなど猛攻で7点を奪い、連敗を2で止めた。
前日はサイヤング賞最有力候補のC.セール(35)に2打数無安打、2試合連続のノーヒットに終わった。チームも大敗で連敗、2位パドレスに3.5ゲーム差に迫られた。
この日はブレーブスの先発はメジャー17年目の大ベテラン、C.モートン(40)、今季5月4日の試合では3打数無安打に抑えられた。1回の第1打席、1球目、外角高めのストレートに空振り、2球目はカーブでストライクを奪われると、3球目、内角低めのカーブに空振り三振。大谷は3球三振に倒れた。
3回、1死走者なしで迎えた第2打席、1球目、外角高めのカーブでストライク、3球目、内角低めのカーブをファール、カウント1-2と追い込まれると、4球目は内角低め154キロのストレートを見逃し三振、2打席連続の三振。ここまで2打席は甘いボールは1球もなく、大ベテランの投球術に抑え込まれた。
先にゲームが始まった2位パドレスはジャイアンツとの試合で延長10回に勝ち越して3連勝を挙げた。負けられないドジャースは3回、先発のW.ビューラー(30)が2つの四球と打撃妨害で1死満塁のピンチを迎えると、4番のM.オルソン(30)に押し出しの四球、ノーヒットで先制されると、続く5番・T.ダーノウ(35)には不運な内野安打で2点目を失った。
0対2とリードされた5回、2死一、三塁のチャンスで第3打席、1球目、2打席抑えられた内角低めにストレートを狙ってライト線へタイムリーツーベース、3試合ぶりのヒットで1対2と1点差に詰め寄った。
そして、7回、2死一、二塁で迎えた第4打席、ブレーブス2人目、左腕のD.リー(30)と対戦、1球目、内角高めのストレートをフルスイングで空振り、2球目はスライダーにタイミングが合わず豪快な空振りと2球で追い込まれると、3球目、外角低めに逃げていくスライダーをコンパクトに拾ってライト線へ同点となるタイムリーツーベース。追い込まれてからバッティングのスタイルを変えて技ありのバットコントロールを見せた。
2対2で迎えた8回、ドジャースは3人目、M.コーペック(28)が四球とツーベースで無死二、三塁の大ピンチを迎えたが5番・ダーノウをレフトフライ、さらに2者連続三振で無失点に抑えた。
すると9回、1死から途中出場の8番・W.スミス(29)がブレーブスの守護神・R.イグレシアス(34)からスリーベースで出塁、2死三塁でこの日、2打点の大谷が打席に向かったがブレーブスベンチは申告敬遠。2番・M.ベッツ(31)との勝負を選択したが、ベッツはセンター前へタイムリー、さらに3番・F.フリーマン(34)もレフト前へタイムリー、4番・T.ヘルナンデス(31)はレフトスタンドへ29号ツーラン。これで終らず、5番・T.エドマン(29)も2者連続となる5号ホームラン、6番・M.マンシー(34)も15号で3者連続ホームラン。ドジャースはここ2戦の敗戦を払拭する猛攻で快勝した。
打点争いでは前日15日に5打点を挙げて大谷を逆転したブルワーズ・W.アダメス(29)はこの日もダイヤモンドバックス戦で2打点をマーク。「109打点」に伸ばしたが、大谷も2打点を挙げて3打点差で追走している。
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