JRFU(日本ラグビーフットボール協会)は、9月21日(土)に東大阪市花園ラグビー場で行われる「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024」決勝、フィジー代表戦に臨む日本代表メンバー23人を発表しました。

 準決勝のサモア代表戦に快勝して3連勝で決勝進出を決めたエディーJAPAN。エディー・ジョーンズHCが「フィジーは、この24か月で急成長している手強いチーム。ただ我々も選手たちのエネルギーと情熱のおかげでとてもいい準備ができている。(だからこそ)いいチャレンジができると確信している」と語ったフィジー代表戦。

 注目のメンバーは、指揮官が「現状一番いい、強いメンバー。(サモア戦では)自分たちのラグビーを一歩前に進めることができた」と信頼を口にしたサモア戦のスターター15人がそのまま先発に起用されました。

 FW陣では、サモア戦でスクラムをしっかりとコントロールした第1列の面々に加えて、初キャップで存在感を示したエピネリ・ウルイヴァイティ選手、第3列では、抜擢に応えてサモア戦で躍動したファカタヴァ アマト選手、首脳陣が「7番に必要なスキルセットを兼ね備えたハードワークできる選手。7番に固定したことで、チームの重要な存在に成長した」と評価する下川甲嗣選手など、スピードとフィジカリティーを備えた選手たちが顔を揃えました。

 BK陣では、ゲームコントロールのカギを握るハーフ団に、「アタックに特徴のある選手だが、ディフェンス面も非常によくできている」と大会に入ってからの成長に手ごたえを感じているSHの藤原忍選手と、キャプテンの立川理道選手を起用。FBにまわったことで攻撃に厚みを加えることができている李承信選手とのコンビに期待を寄せました。

 そのほか、リザーブながら、離脱した高橋汰地選手に代わってジョーンズHCが「非常にスピードがあり、パワーもある。何より謙虚な姿勢でトレーニングに取り組んでいる」と評価する濱野隼大選手が初キャップとなるメンバーに名を連ねました。

 「フィジー戦は、ボールを持っているときにどんどんアタックをするラグビーを仕掛けていきたい。フィジーもアタックが得意なチームだが、今回の試合では、我々のアタックの方が上手だと示していきたい」と語ったジョーンズHC。「大事なのは、我々の方から相手に戦いを挑むこと。これに尽きる」と攻守ともに攻め続ける姿勢が、勝負のカギを握ると示しました。

 キャプテンで司令塔を務める立川理道選手が「とにかく勝ちたい。チームが勝つことが何よりも重要。そこをぶらさずに戦いたい」と語ったフィジー代表戦。5年ぶりタイトル獲得へ、エディーJAPANこの夏の集大成となる大一番が始まります。

【アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024・決勝】
・フィジー代表戦 試合登録メンバー(23人)
※背番号・氏名・所属チーム ◎はキャプテン 
1:三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)
2:原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)
3:竹内柊平(浦安D-Rocks) 
4:エピネリ・ウルイヴァイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
5:ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)
6:ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京)
7:下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)
8:ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
9:藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
10:◎立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
11:マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ)
12:ニコラス・マクカラン(トヨタヴェルブリッツ)
13:ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
14:長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
15:李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)
16:松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ)
17:岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)
18:為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
19:アイザイア・マプスア(トヨタヴェルブリッツ)
20:ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)
21:小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
22:梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)
23:濱野隼大(コベルコ神戸スティーラーズ)

・試合日程
日本代表 対 フィジー代表
9月21日(土)午後7時5分KO
東大阪市花園ラグビー場(大阪)

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