19日に盗塁2つと3打席連続ホームランで今シーズンのホームランを51本、51盗塁まで伸ばした大谷選手は20日、本拠地で行われたロッキーズ戦に1番・指名打者で先発出場しました。ドジャースが2点を追う5回、1点を返した直後、ツーアウト二塁で迎えた第3打席で高めの速球をとらえてセンター後方に運び、今シーズン52号のツーランホームランで3対2と逆転しました。

ドジャースは本拠地に戻ってロッキーズとの3連戦

大谷選手は19日、マイアミで行われたマーリンズ戦でホームラン3本を打って2盗塁を成功させる驚異的な活躍で、大リーグ史上初めての1シーズンでのホームラン50本、50盗塁の「50-50」を達成しました。

一夜明けた20日、ドジャースは本拠地に戻ってロッキーズとの試合が組まれていて、試合前、大谷選手はグラウンドでトレーナーとともに、およそ10分間キャッチボールを行いました。

本拠地のドジャースタジアムではグッズショップで「50-50」達成を記念するTシャツがさっそく販売されていて、練習ではチームメートもこのTシャツを着用するなど祝福ムードとなっています。

球場の外には開場前から大谷選手のユニフォームを着た多くのファンが集まっていて、家族で観戦に来たという男性ファンは「信じられない記録です。本当はきょう達成してほしかったですが、ここからはすべてのホームランと盗塁が記録なので見られることがうれしいです」と話していました。

また、日本から訪れたという女性は「『50-50』は見られませんでしたが、きょうも3本くらいホームランを打ってくれるんじゃないかと期待しています」と話していました。

球場のスクリーンに祝福する映像

ドジャースの最初の攻撃で、1番の大谷選手が打席に入る前には球場のスクリーンに大谷選手の「50-50」達成を祝福する映像が流されました。

1分半余りの動画は今シーズンの大谷選手のホームランと盗塁を1つめからダイジェストで振り返るもので、画面に表示されている数字が「50」に近づくほど球場からの歓声が大きくなっていきました。

そして動画が終わると、本拠地のファンが立ち上がって拍手を送り、ドジャースのロバーツ監督やチームメートもベンチから出て拍手で祝福しました。

大谷選手は、一度入りかけた打席を外してからヘルメットを取って大歓声に応えていました。

大谷選手は直後の第1打席、空振り三振に倒れ、4打席連続ホームランはなりませんでしたが、ベンチに戻る際には再びファンがスタンディングオベーションで歓声を送っていました。

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