秋場所の十両は13日目を終えて、ことしの春場所で新入幕優勝を果たした伊勢ヶ濱部屋の尊富士が1敗でトップ、3敗で九重部屋の千代翔馬が追う展開となっていました。

14日目の21日、尊富士は勝てば優勝が決まる一番で嘉陽に「寄り倒し」で敗れましたが、このあとの取組で千代翔馬が朝紅龍に敗れたため、尊富士の2回目の十両優勝が決まりました。

尊富士は青森県五所川原市出身の25歳。

鋭い立ち合いからのスピードあふれる一気の攻めが持ち味です。

学生時代はけがに苦しんだ時期もありましたが、伊勢ヶ濱部屋に入門し、おととしの秋場所で初土俵を踏むと、順調に番付を上げていきました。

ことしの初場所を新十両で迎えると、13勝2敗で十両優勝を果たし、春場所での新入幕を決めました。そしてその春場所で13勝2敗の成績を残し、新入幕力士として110年ぶりとなる優勝を果たしました。

しかし、春場所で右足を痛めた影響で夏場所をすべて休場したほか、名古屋場所でも途中出場からの休場となっていました。

十両11枚目で臨んだ今場所は持ち味のスピードを生かした力強い攻めで相手を圧倒し、初日から9連勝とするなど白星を重ねました。

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