記録はどこまで伸びるのでしょうか?前人未到の「50−50」を達成した、ドジャースの大谷翔平選手。21日(日本時間)にまた記録を更新し、「52−52」となりました。地元・岩手では祝福ムードに包まれていますが、その記録更新ペースは“祝福”が追いつかないほどです。故郷から応援を続ける地元の皆さんによる「大谷メーター」を取材しました。

■“大谷メーター”手作りも「予想甘かった」

 大谷の大活躍にうれしい悲鳴を上げているのが、本塁打数や盗塁数を刻む「大谷メーター」を手作りしている地元の人たちです。

奥州市 生涯学習スポーツ課 鳥海友紀上席主任
「先週からスタートしたんですが、あっという間に50−50達成したとは…。ちょっと予想が甘かったなというところですね。急きょ、強気の『60』まで作りましたので、『60』待っていますというところです」

 歓喜に沸く大谷の故郷を体感しようと、旅行の行程を変更して訪れた人も…。

神奈川から訪れた人
「海岸線を来ようと思っていたんですけど、『50−50』を達成したので奥州市役所に行こうかと。喜びを分かち合えた感じがして、とてもうれしく思っています」

■営業中も大谷活躍…合間縫ってメーター更新

 奥州市の大谷翔平ファンクラブ代表で、美容室オーナーを務める菅野広宣さん。店内には、大谷グッズが約250点も並んでいます。

大谷翔平奥州市ファンクラブ 菅野広宣代表
「(Q.「50−50」達成の日は?)いやもうほんとに朝からね、大忙しでしたね。喜びもひとしおでしたし。6打数6安打、3打席連続ホームラン、10打点。どれだけお膳立てすればこれほどの結果が出るのか…。もう大興奮でした」

 1年前、番組が取材した時と比べると、赤から青へ、展示のグッズが様変わりしていました。新たに加わった貴重なグッズを見せてもらうと…。

菅野広宣さん
「一番話題になるのが、ロスの街が大渋滞を起こして、交通麻まひ状態を起こしたのがこのボブルヘッド人形ですね。デコピンちゃんとのかわいいやつ」

 21日の試合も、お客さんと共に観戦。

菅野広宣さん
「やったー!52−52!」

 営業中の記録更新に、せわしない菅野さん。接客の合間を縫って、店内に掲げられた大谷メーターを張り替えます。

菅野広宣さん
「(Q.張り替えるのも大変)大変ですね。一応60ちょっとまで作っていますので」

■HR打つたび増えるカボチャ…置き場は満杯に

取材ディレクター 山田寛明
「背番号17、ドジャースの帽子が描かれているこちらのお宅では、あるもので大谷メーターを作っています。カボチャの大谷メーターです」

 趣味でカボチャを育てているという岩手県雫石町の藤原和芳さん。大谷が45号を放った翌日から、ホームランと同じ数のカボチャを自宅前に並べています。

藤原和芳さん
「カボチャの収穫量が今年多かったんですよ。170個ぐらい採れたので、何かに使えないかということで。小さい子どもたちも散歩がてら来て、(カボチャの)頭をなでて『欲しい』と言う子もいるんですよ」

 50個まで置こうと作った棚は、みるみる埋まっていきました。この週末に棚を増やそうと考えていた矢先のホームラン量産となりました。

藤原和芳さん
「カボチャもいっぱいありますし、棚も上にあげればいいですから大丈夫です。岩手の誇り、岩手の宝ですので、とにかく頂点を目指して頑張っていただきたいです」

(2024年9月22日「サンデーLIVE!!」)

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