新チームとなって初の全県大会となるハンドボール沖縄県高校選手権。男子決勝に進んだのは、コロナ禍を挟み現在15連覇中の興南。前人未到の記録更新、そして全国制覇への第一歩として最初のタイトルにチャレンジします。


▼興南・高岡晃大主将
「ライバル心というか、勝ちたい気持ちが強いです。決勝は自分たちの持ち味であるDFをしっかり守って速攻で点を取れたらいいなと思います」

対するは45年ぶりの優勝を目指す浦添。長らく続く興南の連覇に待ったをかけるべく、強い闘志を燃やします。


▼浦添・徳山颯心主将
「ここ何年かは女子ばかり優勝とか準優勝とか多くて男子があまり注目されてなかったので、自分たちの代でそれを取り戻せたらいいかなと思っています。相手は興南だけど、意地張って頑張りたいと思っています」


先制は浦添。高い跳躍から15番、長濱が得点を挙げ試合を動かします。


しかし、ここから王者・興南が実力を発揮。激しいDFからの速攻を見せ、5連続得点。主導権を握ります。

興南が5点をリードして迎えた後半。さらに差を広げようとパスを回し、浦添DFに襲いかかります。


一方の浦添も、離されまいと1年生の比嘉、キャプテンの徳山が次々と得点を決めます。一時は9点のビハインドも、諦めることなく立ち向かい徐々に点差を詰めます。

すると、終盤ようやく試合の流れに乗った浦添が、怒涛の4連続得点。一気に3点差として、体育館の雰囲気を一変します。

互いの気持ちがぶつかる好ゲームとなった決勝戦は、最後の最後に意地を見せ何とか粘りきった興南。苦しみながらも、大会16連覇を成し遂げました。


▼興南・高岡晃大主将
「新チームになって最初の大会で、優勝出来ていいスタートがきれたんじゃないかなと思っています。全国の上に行くには、まだ完璧に出来ていないので、もっとこれからまだ1年かけて、インターハイまでに完璧に仕上げて全国ベスト4以上、全国制覇出来るようにこれから頑張っていきたいと思います」

女子決勝は、浦添対那覇西。試合序盤に6連続得点で優位に立った那覇西ですが、連覇を狙う浦添も反撃。前半で逆転に成功すると、後半、さらに運動量を増やし相手を圧倒。36対28で那覇西を下し、女子22チームの頂点に立ちました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。